朝、通勤途中に見慣れない自販機があるのに気が付きました。
何気なく通り過ぎた後に、知人からのSNSで『だし道楽』という"だしの自販機"だと知りました。
自販機をまじまじとみると、売っているのは二種類の商品で、ひとつは"焼きあご(焼いたトビウオ)"いりのペットボトルで、もうひとつは宗田節いりのもの。
面白そうなので「焼きあご入り」のものを買ってみましたが、一本700円とは結構なお値段です。
ボトルをよく見ると、本当に中にアゴと呼ばれるトビウオが一本入っていて、かなりのインパクト。
正しくは"だし"だけではなくて、正しい名称は「しょうゆ加工品」となっています。そのため、糖類やアミノ酸なども入っていますが、そのまま薄めればすぐにうどんのつゆやおでんのつゆにもなるそうです。
調べてみると、作っているのは広島の(株)二反田醤油という会社なんだそう。もっぱらネット販売が中心のようですが、札幌には3台の自販機があるそうです。
従来の売り方だと、運ぶ流通や在庫を置いてくれるお店を探す手間や、仲介料がかかりますが、ネット販売が中心だとお店はいらないし、仲介料もかからないのでしょう。
しかしそれでは現物がなかなか身近になくて知っている人が広がらない…、となると、それほど大きな投資をせずに現物を売ることができるのが自販機という手法にたどりついたのだと想像されます。
実際そうやって買った私がここにいるのですが、ネットショップと自販機の合わせ技とはなかなか面白いですね。
買って家に帰ると、テレビのニュースでやっていたとかで、妻もとっくに知っていました。さてどんなお味でしょうか。