私はスマホに「スマートニュース」というニュースアプリを入れていいるのですが、最近そのアイコンがちょっと変わっていることに気がつきました。
(あれ、なにが変わったんだ?)と思ってよく見てみると、いつのまにか「ワクチン」というタブが増えています。
実はこれ、コロナウィルスワクチンに関する情報を専門に扱うサイトになっているのです。
なかでも「ワクチンアラーム」という、一番上にでてくるのが、住んでいる自治体でのワクチン接種情報。
住所と誕生日を入れると、自治体と年齢を判断して住んでいるまちではいつくらいにワクチン接種ができるかどうかを教えてくれるのです。
試みに、札幌に住んでいる私が誕生日情報を入れてみたところ、「あなたの接種時期の見通し」は「夏以降の見通し」と出ました。
さらに隣町に住む両親の誕生日を入れてみると、こちらは「順次開始されます」というにべもない回答。
今日実家を訪ねた際に、「そういえばワクチン接種のお知らせは来たかい?」と訊いてみましたが、両親の返事は「ぜーんぜん、なんもさ」という北海道的表現でした(笑)。
90歳の両親にもまだなんの音沙汰もないのは、まさに先進国と言われる国の中でも、群を抜いて対応が遅れている「ワクチン敗戦国」日本の姿です。
ただ、これを政府の失政をあげつらうだけでよいかはちょっと疑問があります。
この間、ワクチンの副反応に敏感に反応し、その安全性に疑問を投げかけ続けたマスコミと、それに過剰に恐怖して、ワクチンに対して絶対的な安全を求めすぎる国民性にも課題があったのではないかと思います。
もちろんワクチンを受ける受けないは最終的には個人の責任の範囲なのでしょうが、このワクチン敗戦を受けて、ワクチン行政は今後どうなるのかや、それをわが国民はどのように受け入れるのかを見てみたいところです。
ちなみにイギリスでは「注射ボランティア」と称する医療資格のない素人をトレーニングしてワクチン注射を早急に接種する体制を取っているのだとか。
日本ではようやく歯科医師がワクチン注射を打てるようにするという議論が始まったところです。
イギリスの割り切り方はなかなかに興味深いものがあります。
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