北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

友達のふるさとの川

2024-08-17 22:34:04 | 釣りのはなし

 

 釣り好きの友人がいて、「遠くに釣りに行ってばかりいないで、たまには僕のふるさとの川に来てよ」と言うので、彼にガイドをお願いして彼の地元の川に行ってきました。

「春の水位が上がったころなら、ニジマスとかアメマスとかもっと大きな魚を相手にできるよ」と言われたものの、夏の釣りでは水温が高くてなかなか魚が見当たりません。

 それでも川のきれいなことは分かりましたし、いくつかポイントを教えてもらって、次からは自分たちだけでも行けそうです。

 夏の釣りではポイントにたどり着くのに背の高い草に覆われた藪をこいでいくところがあって、熊の不安もあり大変でした。

 連れて行ってもらった川では、どうも思うように魚が出なくて「水温が高いせいかねえ」などと言っていたのですが、移動しているうちに餌釣りの人に出会って、「あら、抜かれたか」というお話。

「小さい魚も良いけれど、春になったら大きな魚も釣れるからダブルハンドのロッドで遠くを飛ばす練習をした方がいいよ」と言うので、ちょっと広めの川に連れて行ってもらって、そこでダブルハンドのキャストの練習をしました。

「投げ急がずに、ワンテンポゆっくり位で」
「アンカーの位置をちゃんと置ければもうばっちりだ」

 久しぶりにダブルハンドの練習をしてコツを思い出しながら、ひたすらキャスト。

 無心に川に向かって竿を振ると、たまにはうまく行く一投があって嬉しくなります。

 もっと子供の時にこういう場面があったら楽しかったろうな、と思いますが残念なことです。

 そう思うと、子供の遊びが画面に向かって指を動かすだけになってゆくのも残念です。


      ◆


 友人に、「子供の時からの釣り遊びって、誰と行ったの?」と訊くと、「友達だなあ、親じゃなかった」とのこと。

 身の回りに自然があって友達がいるというのはもう「古き良き昭和」になってしまったということでしょうか。 

 自然の中に身を置くことで、季節が変わると風景も釣れる魚も変わるし釣り方も変わるということを改めて感じました。

 振り返ると今年は釣りに行くことの多い、良い夏休みでした

 

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