小布施の防災パークnuovoの視察報告、第四報です。
以前にも述べたように、こちらの防災パークは一般財団法人日本笑顔プロジェクトさんが、主に寄付による自主財源で運営されています。
寄付も、重機運転の料金ともいえるサブスク費用から、一般企業による支援まで様々です。
行政からの金銭的支援を受けると、行政の都合に縛られやすくなるということからあくまでも自主財源で自由な支援活動を行いたいというのがポリシーです。
しかしこの活動の意義に共感し、様々な企業・団体が連携したり支援したりしてくれています。
防災パークの中に企業の看板が掲示されていました。これらは、金銭的支援をしてくれているところもあれば、協定を結んで災害時に機動的に物資を融通してくれるというところもあります。
NTT東日本さんは、こちらでの活動の中で子供たちに公衆電話の使い方の教え方教室を開いています。
災害時にはしばしば携帯電話は使えなくなり有線の電話が威力を発揮しますが、今日子供たちにとっては公衆電話は身近な存在ではなくなり、日常生活で使ったことがない子が増えています。
そんなときのために、公衆電話の使い方を教えるとともに、身近にはどこに公衆電話があるのかを意識してほしい、とも伝えているとのこと。
景品に公衆電話ガチャも用意されていたそうです。
うーん、案外欲しいかも(笑)
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また日本財団HEROsとのタイアップも実現しました。
日本財団HEROsとは、社会課題解決の輪を広げるためのプラットフォームです。
こちらでは、アスリート達の社会貢献活動を推進することで、スポーツでつながる多くの人の関心や行動を生み出そうという活動を行っています。
こちらでは2023年12月に、「HEROs災害支援チーム」が発足し、翌2024年3月には、サッカー日本代表の中田英寿さんやラグビー日本代表の五郎丸歩さんなどがやってきて、重機の指導を受けられたといいます。
中田さんを含む9名のHEROsメンバーは早速翌週に能登半島地震で被害を受けた珠洲市に入って重機支援を行ったそうです。
プロ野球阪神タイガースの鳥谷敬さんも6月にこちらに来て重機の資格を取ったそうです。
名の知れた有名人がこのような活動に参加してくれることで話題性が広がり、「そうか、私も」と重機オペレーターの資格取得の輪が広がることを期待したいものです。
普通免許があれば、二日間の特別講習で資格取得は可能です。
誰かが助けてくれるのを待つのではなく、まず自分が他の人を助けられるようになりましょう。
その一歩を歩き出す実践が全てです。
おり、様々なアスリートが様々な活動に
す。共感と行動の輪を広げ、社会課題解決に取り組む人を増やし、社会貢献活動を行うことが世の中の当たり前になっていくことを目指すプロジェクトです。
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