確定申告がようやく終わりました。
e-taxでネット申告であれば、24時間いつでも書類申請ができるので便利です。
確定申告はもう5年目ですが、毎年だんだん使いやすく便利になっていると思うのですが、年に一度しかやらないので、思い出すまでにまず時間がかかります。
また、毎年便利になるのは良いのですが、前年の記憶と異なる対応が要求されることがあります。
特に、パソコンとOSは最新のマシンでないと、対応が難しいことがあるうえに、カードリーダーなどの付属品も求められます。
ただ、今年から、事前に税務署でIDとパスワードを発行してもらうやり方が加わったので、それであればカードリーダーは必要ありません。
しかしそれでも、パソコンにある程度詳しくないといけないというのが、大きなハードルです。
それにもまして大変なのは、(サラリーマンの場合は大体医療費だけですが)前年一年分の領収書類や、ふるさと納税の証明書などの保存と整理をきっちりやっておかないといけないということです。
我が家では、パソコンの横に保存整理袋をぶら下げて、医療費の領収書などの関係書類は必ずここに入れるということを、妻も私も示し合わせて実行しています。
決めてしまえば簡単なことですが、確定申告時期になってから、「あれ?どこにやった?」とならないようにしておくことが肝心です。
しかし確定申告作業をすることで、税金に対する自分自身の理解が深まったり、毎年、一年前のことを思い出しながら頭をぐるぐる巡らせるというのは、生涯学習としても意味のあることだと思います。
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今回作業をしていて、あらためて不満に感じたことをひとつ。
毎年この時期に、職場で加入している全国健康保険協会から、「医療費のお知らせ」が届きます。
これは、健康保険を使って医療費を支払った、前年の1月から10月分までの記録が協会から世帯主に贈られてくるものです。
11月と12月分の健康保険分と、その他薬局での薬購入分などの領収書は自分で保管しておかないといけませんが、この「医療費のお知らせ」は、『医療費控除の申告手続きに使用可能です』と書かれています。
ところが、これは、税務署への書類持ち込みならば使えるのでしょうが、e-taxでは使えず、なんとも中途半端な書類になっています。
たとえばデータで提供してくれるとか、あるいはPDF書類でe-taxでの申請に添付できるような措置ができないものか、と思いますが、まだ日本のデジタル化はこの程度なのか、と発展途上であることを感じます。
まあ、いろいろあげつらえば不満もありますが、システムはかなり使いやすくなってきました。
問題は、これを使う国民の側がこれについていけるか、ということになるでしょう。
経験のある人は、周りにも教えられるとよいのですがね。
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