ワカサギ釣りって専用の道具がそれなりに洗練されていて、道具を集め始めるとこれがなかなか奥が深い。
リールも、釣れたところで手動でカリカリと巻くのも楽しいのですが、数を釣ろうと思うとやはり素早く湖底に錘を落として、釣れたらすぐに巻き上げられるような電動リールが便利です。
最近は値段も上がっていて、2年前に買った写真のリールなどは値段が5割アップくらいになっていました。ちょっと異常な感じです。
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さて、昨日のワカサギ釣りで妻の使っていた写真の赤い電動リールで、ラインが巻き上がらなくなるトラブルが発生しました。
電池を交換してもダメ。
どうやらモーターはウンウンと動こうとしているにもかかわらず何かが引っかかって巻き上がらないような感じです。
いずれにしても使えないことにはどうにもならず、すぐにこのリールを購入した馴染みの釣具屋さん(F●ランド)に連絡しました。
「ダイワのワカサギリールのCrystiaなんですが、モーターがラインを巻き上げなくなってしまい、修理はしていただけますか?」
すると店員さんは「取り次いで東京へ送る形になりますので、一か月くらい見ていただくことになりますが、お受けできますよ」とのこと。
一応電動リールは3台あるので、夫婦で一台ずつ2台あれば当面は大丈夫なのですが壊れたものを放っておくのは気持ちが悪いこともあり「じゃあ今すぐ持っていきます」と昨日のうちに釣具店に持ち込みました。
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お店に到着して「先ほど電話をした…」と言うと、若い男性の定員さんが「ああ、お待ちしていました」とのやり取りの後に症状を説明。
修理受付の伝票が出てくるかと思いきや、「どれどれ、ちょっと見て見ましょう…」と電動リールの電池のカバーを外して中を覗き込んでいます。
「これってモーターをはずしてチューブが交換できるんですよね」と言いながら、モーターをちょっと浮かせるようにすると「ああ…」と言い、ちょいと作業をすると…「あ、治りましたね」とモーターがぐんぐん回り始めました。
「あれれ?」さっきまでの不調が嘘のようです。
「これは一体?」
「これはですね、チューブが回転で熱くなったのかモーターの方に動いてきて、モーター本体との摩擦で動かなくなっただけでした。チューブも使っていると劣化するので今チューブを反転させておきました。これでまた新しい状態でしばらく使えると思います」
簡単に事務的に右から左に修理手続きをするかと思いきや、治せるものならここで治してやろうという努力の気持ちが感じられてとても好感が持てました。
「僕たちは今日、金山湖で釣ってきましたが、最近は駐車場の混雑が激しいですよ」
「そうですか、僕は湖面が下がって下がって魚の密度がぎゅうぎゅうになって一気に釣れまくる"Xデー"にしかいかないんですけど、ワカサギ釣りってゲーム性があって楽しいですよね」
釣具店での会話って、こういう釣り話ができるところがやっぱりいいな、と感じたのでした。
ファッショナブルで若い女性の店員さんが売り場にいなくても、こういう温かみのある対応をしてくれるとファンになりますね。
一カ月と言う時間と修理代と言う金銭が助かった以上に、馴染みのお店の良さを感じたのでした。
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