北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

怖い、怖ーーーい話

2017-06-13 23:59:31 | Weblog

 

 そのとき私は、好きな彼女の上着を持って坂を下っていました。

 坂の下では若い男女がバレーボールをしています。私の彼女は六人制バレーの後ろにいて、相手からのサーブを受けようとしてボールを大きく弾いてしまいました。

「下手だなー」と笑うと彼女も笑いながら、「ボールが強いのよ」と笑います。その弾けるような笑顔がなんとも魅力的です。

 

 彼女のちょっと恥ずかしそうな笑顔に、僕に寄せる好意も見てとれて、(この人が彼女で良かった)と心からの幸せを感じました。

 そして手にした上着を渡そうとすると、相手側のコートにいた一人が私の後ろに近寄ってきて、こう声をかけてきました。

「あら、私の上着ね、ありがとう」

 振り向くと、さっきの弾けるような笑顔とは違う女性が私の方へ近寄ってきて、上着を受け取ろうとします。

 その時初めて私は、(ああ、僕の付き合っている彼女はこの人だったんだ…)と気が付きました。

 (さっきの女性に見せた僕の笑顔は、この人にどう見えたのだろう…)と思って言葉が出なかった…ところで目が覚めました。

 (夢か…)

 しかしこの後の展開を考えると、とっても怖くなってしまいました。

 ここで夢が覚めて良かった。

 夢オチというなかれ、とにかく怖い夢でした。 

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