北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

読書で盛り上がれる営業先

2019-12-11 23:15:02 | Weblog

 

 今日は早朝に札幌を出発して旭川方面への年末ご挨拶。

 旭川は運搬排雪をするほど雪が溜まっていたものの、今日は気温が上がり路面はびしょぬれ状態です。

 旭川の中心市街地では気温5℃という表示があり、今日明日は暖かな日になりそうです。

 一方、本格的な雪を間近に控えて挨拶回りに伺う建設業各社では幹部の人たちも現場などへ出払っていることが多いものです。

 名刺と粗品を留守番の女性に託して帰ることも多いのですが、時節柄致し方ないところ。

 そんななか、ある会社を訪問したところかつて御縁のあった社長さんにお会いできて懐かしい思いをしました。

 社長さんとお話をしたのは10年ほど前のことで、その時は専務理事か何かでおられて、現在の会長が社長でした。

「あのときお会いした小松です」と告げると、「あ、ああ!小松さん!」と思い出してくださって一気に顔がほころびました。

 本当はじっくりお話もしたかったのですが、挨拶回りの途中ということで「いずれまたお約束をいただいて挨拶に伺います」と告げてお別れをしました。

 部屋を出際に社長は、「そうそう、あのときは『塩野七生さんの"ローマ人の物語"という本は面白い』という話でお互いにとても盛り上がりましたよね」とあの時の会話まで思い出してくれました。

 私も「そうでした。読んだ本の話で盛り上がれる建設業の社長がいるんだと思って大いに感心したのでした。懐かしいなあ。今度は会長さんともまたじっくりお話をしにまいります」と述べてお別れをしました。

 建設業の社長というと、どうしても土やコンクリートや機械や人手やお金の話ばかりしている、と思われがちですが、だからこそ余計に古典や歴史書などの良書を多く読むなどして品格を高めるように努力することが大事だと思います。

 それが当時の社長親子さんにお会いして、そういうことを実際に体現している方にようやく会えたか、という思いで非常にうれしく感じたのを印象的に思い出しました。

 営業一つするのでも、新聞や本を読んで教養を高めておくと助けられることは多いものです。

 旭川に挨拶に行かなくてはならないところがまた一つ増えました。

 

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薪ストーブの薪を調達するには

2019-12-10 23:06:30 | Weblog

 

 知人が薪ストーブを買いました。

 その友人が「ダムや河川の管理で伐採した樹木が余っていて、薪として譲っていただけるようなことはないのでしょうか」と訊いていたので、挨拶回りの中で開発局の道路河川事務所を訪ねた際に訊いてみました。

 すると「まずはダムに上流から流れ着いた流木を集めて、秋口に一般に配布するということをしています。基本的には平日に取りに来てくれるということが前提ですが、日時ややり方などはそれぞれのダム管理所に直接訪ねてもらうのが良いと思います」とのこと。

 なるほどなるほど。

「ただそれは基本的には秋ですし、ダムが遠いという方もいるでしょう。そういうときは『公募伐採』という手もありますよ」
「公募伐採ってなんですか?」

「河川の中で、木を切って持って行ってくれる方を公募するんです。そこで『やりたい』と応募していただいて、一応どんな方かを審査しますがそれをクリアすれば、一定の面積の範囲の樹木を切って持ち出してもらうことができるんです」
「そんな制度があるんですね」

「はい、河道内の樹木は繁茂すると洪水時に流れを阻害したり、倒れて流出し橋梁に引っかかり洪水をせき上げるなど、治水上の問題となるおそれがあります。それに、河川巡視時に視界を遮って、ゴミの不法投棄の発見が遅れるなど監視の妨げとなることもあるのです」
「なるほど」

「一方で環境や景観と河川管理を両立させていく必要があって、計画的に河川区域内の樹木を伐採し管理を行っていますが、管理費用にも限界があって全てに対処できていないのが現実です。
 そこで、河川区域内の樹木について公募により伐採者を募り、その伐採木を持ち帰って利活用していただき、伐採費用の縮減と資源の有効活用を図ることを目的として実施しています。
 これも、それぞれの河川を管理する事務所が担当していますので、行ける範囲の河川の担当事務所に尋ねていただくのが良いと思います」

 木を切って搬出する経費は全部自分持ちということですが、それでよければ軽トラック一杯の伐採木を手にすることも可能でしょう。

 この情報を知人に教えると、「それはありがとうございました。木を切るとするとチェーンソーが必要ですね。買おうかなあ」と前向きな反応でした。

 河川管理と自分の薪の調達がかなうなら一石二鳥ですね。

 僕もやってみようかな。

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建設業への関心を ~ 釧路方面への年末挨拶回り

2019-12-09 23:21:17 | Weblog

 

 今日は朝から道東釧路での年末挨拶回り。
 
 自宅に朝5時15分に迎えの車が来て、それに乗り一路釧路を目指します。

 車中ではすぐに眠り込んでしまい、目覚めたのは快晴の十勝平原SA。

 釧路に到着したのは9時半過ぎでした。

 そこから釧路市内でお世話になっている官庁、民間企業などを回り年末のご挨拶をして歩きました。

 なかにはかつて釧路市役所にいたことを思い出して下さる方もいて、「あれ?あの小松さんですよね」と言って下さり、うれしい限りです。 

 
 釧路市役所へも挨拶へ行きましたが、挨拶をしたある課長が私の後を追いかけてきて、「ぜひこれをお知らせしたかったんです」と話しかけてきました。

「どうしたの?」というと、「実はここ3年間、釧路市建設業協会の協力を得て、予算もいただいて『建設業を考える作文コンクール』をやっているんです。ここにその3年分の成果があるのでぜひ見てほしくて」と言います。

 彼は、建設業へ進む若人を少しでも増やしたいという一念で、建設業協会に掛け合って年間30万円の予算を勝ち取り、中学生を対象とした作文コンクールを企画・実施したというのです。

 優勝した子には、提供を受けた予算の範囲で親子で東京旅行という副賞をつけました。

 応募した子たちの文章はなかなかのもので、改めて建設業とは何かを考えることで建設業への関心を持ってくれていることがうかがえます。

「このことをきっかけに、子供たちが就職先として建設業というものが印象に残ることを期待しています」

 少子化の影響はじわじわ効いてきていて、各方面で就職希望者が少なくて困るという話を聞きます。

 それならばなおのこと、このような具体的な実践行動を起こすことが求められているのだと思います。

 眠っているお金を生かす工夫をすることで、子供たちの関心を自分たちに向けてもらうことはいくらでもやり方があるように思います。

 嘆いてばかりおらずに行動を。

 そんな行動力が立派だと思います。 

 

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食べるものを調達する力

2019-12-08 21:59:18 | Weblog

 

 夏に埋め込んだ右の歯のインプラントの土台にキャップをかぶせる手術をしました。

 歯茎の中に埋め込んだものを歯茎にメスを入れて先端を出し、そこにキャップを被せるというもので、麻酔をして切り開き手術の後に再び縫い合わせて終了。

 次は十日後にさらに上部のパーツを取り付けて歯の型を取ることになります。

 この間右の奥歯の手前の歯がないのでずっと左側の歯で物を食べるようにしてきましたが、それが癖になってきたので歯が入っても右で食べられるようになるか心配です。

 手術のたびに痛い思いをしますが、これも物を美味しく食べるための我慢です。


     ◆


 昨日のおやじの会の20年祝賀忘年会で、東北に単身赴任中の十年来の知人に久しぶりに会って旧交を温めました。

 すると彼は、「いつも小松さんのフェイスブックの記事を見ているんですが、釣りってやっぱり良いですね。釣りの記事を見ているとワクワクしちゃうんです」と言い出しました。

「おお!赴任先では釣りをしているの?」
「しているんです。実はこっそり蕎麦打ちも習い始めていて、自分で食べるものを獲ったり作ったりするのってやっぱり良いんだと思い始めているんです」

「いいですねえ!大いに楽しんでくださいな」

 食べるものをできるだけ自分で用意するというのは楽しいし、自分の能力が試される分野だと思います。

 同じ思考の同士がまた一人増えました。


 そんなわけで今日の夕食には先日釣ったホッケの開きが登場。

 血抜きはうまくいってそれは良し。

 ただ春のホッケに比べるとどうしても身が細いのは仕方ないとして、塩加減がちょっと強くなってしまったのは反省点。

 10%の塩水に2時間漬けたのはやはり塩味が強くなってしまいました。

 春のホッケでリベンジだー。

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琴似中学校おやじの会の20周年記念忘年会

2019-12-07 23:11:43 | Weblog

 

 琴似中学校を舞台に父親たちが集う「琴中平成おやじの会」の20周年記念祝賀会&忘年会がありました。

 世の中にはたくさんの学校に父親の会があることと思いますが、中学生の父親というのは人生でも一番忙しい時期なので、なかなか地域の会合に出るということは難しいかと思います。

 しかも中学生というのは多感な時期なので、ともすると父親も疎ましがるようになる年齢。

 そうした親子関係の難しさを超えて、父親たちが学校をサポートしようという一念で作った会が今年20周年を迎えました。まことに喜ばしい限りです。

 「琴中おやじの会」の特徴は、子供が中学校を終えた後も希望すればOB会員として残り参加できること。

 ただし会長などの役員は子供が中学校に在籍している現役のお父さんしかなれない、という不文律を守っていることで、特定の人が長く会を牛耳るということはありません。

 会長も1年限りとされ、周りには歴代の役員が控えてサポートするので一年ならば頑張れるという仕組みです。

 なんだかんだで数名の新規会員も続いていて、会の継続性が保たれています。


 会の活動は子供たちと父親との触れ合いの機会を作ることで、代表的なものはおやじの会とバレーやバスケット、野球、サッカー、卓球などのスポーツクラブとの親子対決です。

 父親もスポーツ経験者が多いので、1年生相手だとコテンパンにやりこめられるのが2年生になると手ごたえが増し、3年生になると父親チームがたじたじになるというのが例年の姿。

 普段にはない交流によって、子どもたちの成長の姿をまじまじと感じることができます。

 創立時のチャーターメンバーとして私が活動初期に提案したのは、「会の活動の記録紙を作りましょう」ということでした。

 会の活動をただこなすだけではなくそれを記録として残すことは、他の地域で同じような会をつくろうとなったときの参考になるに違いない、と考えたからです。

 今では毎回のスポーツ対決他活動の記録をそのたびに1枚に収めたレポートを作り、それを年末に一冊にまとめた記録書となっています。

 会報の名は会創設時にご尽力いただいた越後校長先生(当時)の揮毫により「柏葉」と名付けられ今日に至っています。


 今日は20周年記念の会ということで、例年の倍の45名の会員が集まりました。

 20年間の写真データを保管してくれている初期メンバーのUさんが思い出のスライドショーを作ってくれて、懐かしい顔、顔、顔。

 OB会員を含めた会員総数は今では130名に上っているということで、こうした人たちのつながりが学校を支えておりその友達関係が地域を支えているとも言えます。

 残念なのは、この会を経験し他校へ転勤になった先生が他の地域でも「父親の会を作りませんか」ともちかけても、学校も地域も反応が薄くて、このような買いがなかなかできないということです。

 まあ面白い父親が結構いる地域だったということに加えて、今でも創設時のメンバーが会員に名を連ねるほど魅力的な会になっているからこそ続いているのかもしれませんが。

 教育問題を口で語るだけではなく、地域の力で支える活動に身を置いてみようではありませんか。

 懐かしい人たちにもたくさん会えて懐かしいひと時でした。
 

 
     【記念Tシャツもできました】

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肉まん事件 ~ 新聞配達の思い出

2019-12-06 23:44:21 | Weblog

 

 昨日の新聞配達で思い出したエピソードを一つ。

 新聞配達アルバイトは中学校1年生の10月から翌年3月までの期間にしかすぎません。

 2年生になると父親の転勤によって私も旭川に転校になりそこでアルバイトは終わりを告げたのです。

 アルバイト期間は秋から冬にかけてのことで、それを面白がって犬の散歩もかねて弟と妹もついてくることがありました。

 そんなときは配達を終えて帰る途中で兄貴面をして帰路の途中にあるお店でよく肉まんを買ってあげました。

 当時は井村屋の肉まんを売り始めた頃で幼心に憧れの食べ物だったのです。

 寒い冬の道すがら、買った肉まんは家に着くころにはすっかり冷えてしまいます。

 弟たちと妹はそれでも気にせずにぱくついていましたが、ある日私はとても良いことに気が付きました。

 当時家の石炭ストーブには煙突の途中に水の入るタンクを取り付けてお湯を沸かすという道具がありました。

 そこにはお湯が沸いているので、冷えた肉まんをビニール袋で包んでそこに入れれば再び暖かくなるだろう、というアイディアです。

 冷えた肉まんを食べる弟と妹を尻目に(見てろよ、俺は暖かい肉まんを食べて見せる)と、湯沸かし器の中に肉まん入りのビニールを入れて蓋をし、数分経って取り上げてみると…、なんとそのビニールには穴が開いていて中の肉まんはお湯に浸ってドロドロになってしまっていたのでした。

 家族から笑いものになったのですが、これが我がファミリーで語り継がれている「肉まんビニール穴あき事件」です。

 今振り返ると、月額4200円のアルバイト料で3人分の肉まんを買えばその日のバイト料が消えてしまうくらいのものだったのですが、兄の立場ってそんなものでした。

 今でもコンビニで肉まんを見ると思い出す笑い話です。

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一部余った夕刊配達

2019-12-05 23:51:39 | Weblog

 

 中学1年生の時に夕刊だけの新聞配達のアルバイトをしました。

 もう50年近くも前のことですが、今でもはっきりと覚えているシーンがあります。

 新聞配達は配達先の家を覚えなくては行けません。

 なので最初の1週間ほどは新聞店の方に一緒についてもらって「次はここ、その次はそこの家ね」と教わりました。

 指導期間の最後は「次は?」「じゃ次は?」と試されるようにして家を覚えていきました。

 配達の時はあらかじめ部数を数えてから出発します。

「じゃあ今日から一人でやってね」

 そう言われて一人で回ったその日のことです。

 (つぎはここで、それからあそこ…と)

 教えられたとおりに回ったつもりだったのですが、最後に新聞が一部余ってしまいました。

 配達する数だけの持って出たので新聞が余るはずはありません。

(配達漏れがあったんだ…、どこだろう…)

 それがわかっていれば配達したはずですが、記憶から漏れてしまったに違いありません。

 半分泣きそうになりながらもう一回配達区域を最初から回ることにしました。

 配達先の家とそこは配達したかどうかを思い出しながら自転車をこいでゆきます。

 そしてようやく配達ルートの終わりの方で、(ここは配達先だけどもそこに入れた記憶がない)という家に気がつきました。

 しかしもしかしたら実は配っていたかもしれません。

 勇気を奮って家のチャイムを鳴らすと、優しそうなご主人が出てきました。

「あのう夕刊の配達なんですが、もう新聞は届いていましたか?」
「あ、まだだね。配達してくれているの、ありがとうね」

 良かった、やはりこの家でした。

 この家のことは絶対に忘れまい、と心に刻み込んで新聞販売所に戻りました。

 お店の人がいたので、「一部を配り忘れたので、探して配達してきました」と顛末を話すと、その人は「なんだ、わかんなきゃ帰ってくればよかったのに。翌日に『昨日入ってなかったぞ』と言われるからわかるだろう(笑)」と言われました。

 内心(え、えー?それでいいの?)と耳を疑いました。

 なるほど、効率だけを考えるとそういう手もあったかもしれません。

 そういうことを知らない私としては一生懸命に思い出しながら新聞を配ったのですが、あまり褒められもしなかったことが強い印象でした。

 でも自分としてはとりあえず誠実に配ることができた、という記憶が今でも鮮明に残っています。

 
 効率性が叫ばれる時代ですが、その言葉を聞くと、誠実さと相反するような効率で良いのかと、今になってもあの中学校一年生の純朴だった自分を思い出すのでした。


 新聞が一部余って(どうしよう…)と泣きそうになった自分が今でも愛おしくなるのです。 

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晴れからホワイトアウトへ ~ わずか1時間での道路状況の変化

2019-12-04 23:23:25 | Weblog

 明るい網走で挨拶回りの後に北見へ向かって移動しましたが、途中の網走湖は一部が凍り始めていました。

 冬のワカサギ釣りを楽しみにしながら車を北見に向かって走らせます。

 今日の北見は風が強かったものの快晴で道東らしい冬の明るさでした。

 北見での用事を済ませた後は遠軽へ移動。

 遠軽町役場の友人からは、「今月21日には旭川紋別自動車道の遠軽ICが開通しますし、翌日の22日にはスキー場と一体となった道の駅「遠軽森のオホーツク」がオープンしますよ、と教えられました。

 今度遠軽へ来るときはきっと立ち寄ってみることにいたしましょう。

     ◆

 続いて遠軽では開発局の事務所を訪ねて年末の挨拶をしましたが、道路管理用のモニター画面には峠の雪の様子が映っています。

「小松さんはこれから札幌へ帰るんですか?途中の高速道路はもう雪なので十分に気を付けてください」と言われ、緊張しながら帰札の途に就きました。

 雪のない遠軽から高規格道路に乗りましたが、丸瀬布を過ぎたあたりでもう既に道路は白くなりはじめ、やがて凍結のため50㎞規制の区間に突入。

 そろそろと安全運転を続けましたが、層雲峡を過ぎるころには風雪が強まりしばしばホワイトアウトになります。

 わずか1時間の間にこの天候の差を経験するとは、この時期の北海道は危険です。

     ◆

「高速道路が止まらなければいいですね」と言いながら車を走らせていると、電光掲示板に「滝川~奈井江間で事故のため通行止め」の知らせが。

 スピードは出せないわ、高速道路の通行止めだわで帰路は予定の時間をオーバーしてしまいました。

 車列の先頭を恐る恐る走っていると、追い越し区間では何台もの車が追い越してゆくのですが、とてもあんな風には運転できません。

 この冬も安全運転で参りましょう。

 

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働き方改革と、暮らしを守る働きの落としどころはどこ?

2019-12-03 22:52:16 | Weblog

 

 稚内は朝から暴風が吹き寄せる荒天。

 市内の維持事業者さんたちを訪ねまわりましたが、車を風を背にして止めると、ドアがもって行かれそうです。

 稚内市内は昨夜の雨が路上で凍り、路面は超つるつる路面で運転していて怖いこと怖いこと。

 強い横風を受けると道路上で横にスライドするほどで、雪国の道路を運転し慣れている私でも非常に怖い道路です。

 稚内の暴風は、猿払村辺りではホワイトアウトを生じる吹雪になり、枝幸でもさらに強い嵐に。

 それが挨拶をしながら南下し紋別まで来ると、もう道路上に雪はなくからっとした天気に。

「あの嵐は何だったの?」と思うくらいに突然の天気の変化に戸惑うほどです。 

 日本海側が荒れれば荒れるほど道東は晴れるものですが、紋別辺りまで南下してようやく道東になったようです(笑)。

 北海道は広いです。


       ◆


 除雪や道路維持を請け負っている業者さんを訪ねて挨拶をしました。

 するとそこの社長は突然「小松さん、我々は土日は除雪をしないし残業もしないからね」と言い出しました。

「え?どうしたの?」というと、「働き方改革をしようと思うと、週休二日は推進しないといけないし、作業員の超過勤務にも制限が出てきますから、それに従わないといけないということです」

「それは本当にそう考えているんですか?除雪をしていて残業はここまで、なんて言えるんですか?」
「そこが我々もよくわからないんです。雪害は災害だと思っていますが、ではどこまでが普通の作業で、どこからが災害対応なのかは労働基準監督署の判断がないとできないのかな、と思うんです」

「でもそこは除雪は道路啓開が優先するのじゃないですか?」
「しかし、監督署から働き過ぎという指摘を受ければ指名停止などペナルティを受けてしまうのでそれ以上作業をして良いという指示はどこから出るのでしょう。私たちはそこをしっかりルール化してもらわないと動けないんです」


 話としては分かりますが、通常時の問題である「働き方改革」と非常災害時の「災害対応」を同列に語ることはできないと思います。

 ではどのような条件ならば働き過ぎの制限を超えた復旧作業が可能になるのか。

 『土日は除雪をしない』というのは一つの皮肉だとだと思いますが、いろいろな場面や状況を想定しつつ、人々の暮らしを早急に復旧できる制度設計が必要だと思います。

 吹雪の中をこわごわ移動した身には、風雪を緩和する防災施設のありがたみを強く感じますし、昼夜を問わず除雪作業をしてくれく方たちに感謝の念を禁じえません。

 働き方改革と目の前の災害復旧はどのあたりで折り合いをつけることができるでしょうか。

 「頭の中で考えるな! 事件は現場で起きているんだ」と言いたくなりますね。

 今夜は網走宿泊中です。。

 

 

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いよいよ年末挨拶回り

2019-12-02 22:20:30 | Weblog

 

 今日から二泊三日で、留萌~宗谷~オホーツク~旭川という時計回りの年末挨拶回り。
 
「挨拶回りって何のため?」
 
 人に会って話をすることがどんな営業上の効果につながるかについてはいろいろな考え方があると思います。

 しかし自分たちが有利な地域に商売敵が乗り込んできて顧客と話をしていった、と聞かされると内心(いやだなあ)と感じるものです。

 そう考えると直接的な効果はともかく、挨拶回りをすることが何らかの空気をかき混ぜる効果があり、そういうことの積み重ねが営業結果につながるという雰囲気を感じます。

 
 今夜は稚内に宿泊して、地域ではよく知られた居酒屋さんで会食。

 今日もいろいろな方に会えました。

 もう師走で、今年も残すところ30日余りとなりました。

 明日も安全第一でまいります。

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