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P.197 ほめるという行為には
「能力のある人が、能力のない人に下す評価」
という側面が含まれています。
P.198 人が他者をほめるとき、その目的は
「自分よりも能力の劣る相手を操作すること」なのです。
そこには感謝も尊敬も存在しません。
誰かにほめられたいと願うこと。あるいは逆に他者をほめて
やろうとすること。これは
対人関係全般を「縦の関係」としてとらえている証拠です。
アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、
すべての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。
では、どうすれば??
P.205 ほめられることは、他者から「よい」と評価を受けているわけです。
(中略)一方、「ありがとう」は評価ではなく、もっと純粋な
感謝の言葉です。
人は感謝の言葉を聞いたとき、
自らが他者に貢献できたことを知ります。
「人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」