こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『黄泉坂案内人 思い出の向こう岸』仁木英之

2019-01-05 19:50:10 | 読書感想
現世ではタクシー運転手だった磐田速人は、この世とあの世を結ぶ坂道「黄泉坂」にて、クラシックカー、デューセンバーグと魂が一体化した状態で、坂を登れない人をあの世の入り口に送り届ける仕事をしている。

今回で、このシリーズも4冊目。
この世に残る家族や友人なども描きつつ、亡くなった本人の様々な想いが描かれていきます。

そして、速人自身にも大きな決断の時が来るのですが、何と言うか、あまりにも速人がいい人なだけに、本人も、家族も、本来幸せな儀式で速人の為とはいえ、辛いなと感じられました。

これで、物語は終わるのでしょうが、とても優しく温かい物語でした。
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『凛の弦音』我孫子武丸

2019-01-04 19:56:54 | 読書感想
篠崎凛は、高校一年生。
中高一貫の私学で、中学一年から棚橋先生のもと弓道を学んできた。
しかし、凛の中学卒業とほぼ同時に、棚橋先生は年齢と体調を理由に、あらゆる指導から引退してしまった。
凛はその後も、先生のお宅に伺っては弓を引いていたが、部長から先生の負担になると注意されたため、ご挨拶に伺った。
何とそこで矢を使った殺人らしい死体が発見され、警察が先生を容疑者とみなそうとしていたのだ。

この事件から、凛は名探偵として学校中から注目され、放新部(放送新聞部?)の中田から撮影させてくれと付きまとわれるようになった。(マナーは守るけど)

物語の初めから終わりまで、真っすぐで澄んだ心の凛が感じられます。
もちろん、悩みも迷いもあるようですが。
途中からライバルとして名乗りをあげる波多野郁美も、なかなか格好良いのですが、果たして?というところで、とても楽しめました。

友人に、高校時代に弓道部所属だった者がいますが、こういう事をやり、感じていたのですねえ。
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『ハロー・ワールド』藤井太洋

2019-01-02 19:59:19 | 読書感想
文椎泰洋はベンチャー企業〈エッジ〉から上場企業〈トップキャド〉に出向して半年になる。

その頃に五反田のIT企業で行われた、初心者向けのiPhone用アプリ開発講座で出会った、講師の郭瀬敦と同じ生徒だった汪静英と共に、iPhone用広告ブロックアプリ〈ブランケン〉の開発を始めた。

主に開発した泰洋の技術では大したものはできなかったが、なぜか、インドネシアだけでは売り上げが1位となった。
実はそこには、暗い背景があったのだ。

一応!発言の自由の国にいて、それなりに目に見える日本人への差別は!感じにくい私としては、表題作に始まる一連の作品に目を開かされる思いがしました。

「いつまでもぬるま湯に浸かっているつもりでいると、いつの間にか熱湯で茹っていることになるぞ!」と藤井さんに注意されたように感じられました。

全ての人に真の意味での自由と安全を、そして、基本的人権がこれからも損なわれる事のないよう、願ってやみません。

とても、面白かったです。
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初詣―三社巡り

2019-01-01 14:54:51 | まち歩き
明けましておめでとうございます。昨年も大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

ゆく年くる年を観て寝たので、朝は目覚めが遅いかな?と思っていたらそんなことは無く、むしろ異常に早く目覚めてしまいました。ええ、朝5時。

初詣は考えていたし、御朱印も行った先で頂けたらとは思っていました。
昨日、御朱印に関するサイトから到津八幡宮を調べたところ、朝10時には初詣客で並ぶと書いてあったので、この際、早めに行ってみましょうと準備して、ついでに初売りも行く事にしました。

準備やら色々で、近くのバス停に着いたのは8時くらいでしたが、確か、うまくいけば特別御朱印というものがいただけるかもしれないと、ダメ元で伺いました。本当は、8時半から電話で問い合わせてくださいとなっていたのですが、到着が8時ですからねえ。そのまま行きました。

お参りをしてから、巫女さんに伺っている後ろに宮司さんがいらっしゃいました。
たまたま、宮司さんがいらしてくださっていたのでいただけましたが、皆さんは、こんな危ない橋を渡るのはやめましょうね。
ちょっとお値段お高めの600円ではありますが、4種類から好きなのを選べて楽しく、実際、どれも筆の運びが美しい御朱印でした。
私は紫の和紙に金の文字のものを選びました。

次に、どこから行こうかと考えましたが、到津だし小倉八坂神社に直行し、時間によってはリバーウォーク北九州で買い物と、出発しました。

八坂神社は小倉城からもほど近く、とても便利な場所にあります。

御朱印をいただくのも、2回目ですね。
こちらでもお参りをして御朱印のお願いをし、待っている間にめのお守りというのを発見。
購入させていただきました。ど近眼で乱視でひどいドライアイの持ち主なんで、やはり、これが一番でしょう。


今回も、美しい文字を書いていただいて、喜んでおります。

ここで、10時にはまだ1時間もあり、やはり三社詣りという事で、小倉の古船場町にある菅原神社に伺いました。
平和通りバス停まで歩き、2停先の医療センターまでバスに乗りました。
そこからの徒歩の道中、無法松の石碑があったりして「そのうち、無法松を実在の人物と思うようになるかも」と考えながら写真を撮りました。

石碑を横目に真っすぐ行くと、ちょっと左に曲がったところに菅原神社はありました。

神牛と言っていいのでしょうか?頭をなでなでしながら「頭がよくなりますように」と今更願ったりして。むしろ、認知症予防かな?

こちらでもお参りをしたら、拝殿の中(?)にお守りなどを授けてくださるところがあって、ちょっと不思議でした。その右手で御朱印を受け付けてくださり、待つ間にまたまたお守りを考えていました。
御朱印は、梅鉢のハンコ(?)も可愛らしいものでした。
いただいてから、誕生月毎の健康お守りの2月をいただきました。千円とお高めですが、飴湯も付いていたのでこんなものかな?と。


再び、今度はさすがに医療センターバス停から平和通りバス停にバスに乗って行き、小倉駅前のバス停からリバーウォークのバス停まで、また、バスに乗りました。やっぱり、疲れますから。

ちなみに、こちらが↓八坂神社の御朱印です。


そして、こちらは↓到津八幡神社と菅原神社の御朱印。

紫の到津八幡神社のものがあとになっているのは、まだ貼り付けていないからで、あとから貼ります。
あとは、狙っていたものを購入し、自宅に戻るとぐったり。
おせちをいただいて、のんびり過ごしました。
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