ＣＤ『アルカン・ピアノ・コレクション１《交響曲》』森下唯

ピアニスト、森下唯さんのアルバムを買ってみました。

19世紀のパリで活躍されていたアルカンという作曲家の方の作品らしいのですが、少なくとも「ソナチネ イ短調 作品６１」は、華やかできらびやかないい作品でした。

聴きながら書いているもので、全体的な感想は言えないのですが、これなら、残りの3枚のアルバムも、毎月1枚ずつ買って聴いてみたいと思いました。
予算の関係で、一遍にという訳にはいきませんが、少しずつ聴く楽しみができました。

『新・二都物語』芦辺拓

関東大震災前から戦中、戦後にかけて、主に、東京、大阪、そして中国大陸を舞台に、二人の生まれも育ちも正反対の男たちが、生きにくい時代をもがきながらも生きていく物語。

友情や愛情も描かれているものの、集団心理や差別意識の醜さも赤裸々に描かれており、情報操作や無知の怖さも強く感じました。

現代日本も、この時代の日本に酷似しているような気がしてなりません。
どうか、同じ過ちを繰り返しませんように。