K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

ベアテ・シロタ・ゴードン

2008年9月21日(日)

降ったり、止んだり。夕方から夜にかけて強い雨

20日朝日新聞朝刊の映画の広告から  27日からスタートの2本に注目

ソン・ヘギョの「ファン・ジニ」楽しみですね。 
 「シロタ家の20世紀」も是非観たいです。


 「シロタ家の20世紀」の上映は、この広告ではじめて知りましたが、シロタ家のベアテさんは日本国憲法の基本的人権の保障の中の女性の権利の草案を書いた人です。その時、ベアテさん22歳でした
ベアテさんは少女時代を戦前の日本で過ごし、日々の生活の中で、家長に支配されている日本女性の姿を見ていました。さらにベアテさん自身、アメリカの大学を卒業後、ニューヨークのタイム誌で働きましたが、記者は男性、女性はリサーチャー、給与も女性の方が低いという差別を受けました。そこで、日本国憲法の女性の基本的人権の保障については、アメリカでも実現されていないことを盛り込みたいと草案を執筆しました。
ベアテさんの草案のすべてを盛り込んだ日本国憲法の条文にはなりませんでしたが、「両性の本質的平等」は第24条の条文に入りました。

第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。


私たちはもっともっと憲法についての成り立ち、内容を勉強してから、憲法改正が必要かどうかということをじっくり考えたいと思っています。

オーストリア籍のベアテさんがなぜ日本で少女時代を過ごしたの
22歳で日本国憲法の草案となる元の文を執筆することになったのはなぜ

明日に続きます。
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