おはようございます!!
朝起きると激しい雨、昼ごろにはあがるということですが・・・ひんやりと気持ちがいい・・・
2012年9月18日(月)晴
大きな黒雲が足早に移動を続け、2回ほどパラット雨
相変わらずの蒸し暑さ
1931年9月18日に満州事変が始まりました。事変という変な名称が付いていますが、日本軍の満州への侵略戦争が始まった日です。宣戦布告なしにずるずる侵略したので事変とよんでいるようです。この侵略は拡大して、1937年7月7日に日中戦争となりました。そして、1941年12月未明にアメリカ・ハワイ真珠湾攻撃とマレー半島上陸のアジア・太平洋戦争の開始となりました。満州事変、日中戦争の終わりはアジア・太平洋戦争の日本の敗戦日、1945年8月15日です。
今日9月18日、中国では反日デモが激しくなりました。尖閣諸島をめぐる領有権問題が深まるゆえんは過去の戦争への日本の謝罪が不十分という中国側の不満があうからじゃないかな。数年前ですが、筑紫哲也さんの番組に朱首相を招きました。筑紫さんはこの問題を朱首相に質問すると「日本側は文書で謝罪していない。中国は文書でほしい」といっていたようです。
日中間の目の前の問題に対して中国の人々は日中の歴史問題や中国国内の問題をごちゃごちゃにして日本に向かってくるようです。ですが、日本の政治家やメディアは目前の問題しか取り上げないようなので解決は難しいような・・・。2千年以上前の中国、550年間にわたる戦乱の時代・春秋戦国時代でした。この時期にどのような政治をしたら平和になるか、どのような社会がよい社会かと、多くの政治思想家が出現しました。孔子、老子、孫子、韓非子・・・中国側はその子孫であることを誇りに思い、日本は過去の歴史問題を謙虚に取り組む日に、両国の友好が生まれるのではと。学者や政治家が互いの国を友好に向ける発言を強める日を願います。
前置きが長くなってしまいました。
16日は磯地美樹ちゃん応援団として、ユミちゃん、キヌさんと私でワーグナー「パルジファル」を観にゆきました。いつもだったら演目のストーリーをしっかり勉強していくのだけれども、今回は時間の余裕がなく予習なし5時間前後の作品なので、寝ちゃいそうだな苦しいななどなど・・
しかし、前奏曲が始まると、飯守泰次郎さん指揮のワーグナーの美しい旋律に魅了されました。
パルジファル
舞台神聖祭典劇全3幕
字幕付原語(ドイツ語)上演
台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー
会場:
東京文化会館 大ホール
公演日:
2012年9月
13日(木)17:00
15日(土)14:00
16日(日)14:00
17日(月・祝)14:00
開場は開演の60分前/上演予定時間:約5時間(幕間の休憩2回を含む)
スタッフ
指揮:飯守泰次郎
演出:クラウス・グート
美術:クリスチャン・シュミット
照明:ユルゲン・ホフマン
映像:アンディ・A・ミュラー
振付:フォルカー・ミシェル
演出助手:家田 淳、太田麻衣子
合唱指揮:安部克彦
舞台監督:大仁田雅彦
公演監督:曽我榮子
キャスト
9月13日(木)/16日(日)
アムフォルタス 黒田 博
ティトゥレル 小田川哲也
グルネマンツ 小鉄和広
パルジファル 福井 敬
クリングゾル 泉 良平
クンドリ 橋爪ゆか
2人の聖杯守護の騎士
加茂下 稔
村上公太
4人の小姓
渡海千津子
遠藤千寿子
森田有生
伊藤 潤
6人の花の乙女たち
青木雪子
坂井田真実子
岩田真奈
鈴木麻里子
磯地美樹
小林紗季子
合唱:二期会合唱団
管弦楽:読売日本交響楽団
前奏曲の後、幕が開くと大きなテーブルに3人の男性の姿、絵画のような舞台でした1枚のうすいカーテンで仕切ることによって絵画のような舞台が出現していました。そして、その舞台に向かって映像が映し出され、しばらくすると映像は消え、舞台がはっきりしてきました。場面展開を回り舞台でストーリーの流れを助け、(今の日本ではと思われる)最高の歌唱力のジンガー・ジンゲリン、水準の高いオケなんとぜいたくなぶたいなんだろうか・・・
私はヴィスコンティの映画を観ているようにぐいぐい引き込まれて行きました。
アムフォルタス王は自身の油断から守るべき聖なる槍を邪悪な心を持つ魔導師クルングゾルに奪われ、キリストと同じ位置をその槍で刺され、刺された傷口は血が止まらず、絶えず激痛に苦しみヨタヨタの姿でした。ルードヴィッヒ2世の風刺に見えてますます興味をそそられました。パルジファル(純粋な愚か者)が聖なる槍を魔導師クルングゾルから取り戻し、王を救済するストーリーでした。
そうか、ワーグナーはキリストの救済をテーマに荘厳に大掛かりな楽劇を作りあげたのだ。救済というテーマに取り組むヨーロッパ近代人(特にドイツ人)の芸術家、文学者や哲学者への理解が深まったような・・・。
美樹ちゃんは第2幕に登場
パルジファルを魔導師が美しいクンドリを使って誘惑する場面を盛りあげる夜の乙女の役の美樹ちゃんでした。
席はA席の舞台からは左翼のいいところだったのですが、10名以上の乙女たちの中で美樹ちゃんを見つけるのは難しいが、声でわかりましたそうなると美樹ちゃんの姿を追うだけで満足(笑)聴くのではなく見るになっちゃう私です。
20世紀はじめのコスチューム、素敵
2幕目と3幕の間の休憩に楽屋にダッシュしました
関係者以外は入ることを禁止されている大劇場の階段を下るので、かなりの勇気です
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