蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

心にもしみるあざかのおやき

2008年06月16日 | 安曇野とその周辺
遠く常念岳(左端△)と有明山(右台形)をバックに、刈入れを待つ麦畑


行き付けの美容院で地元の美味しい”おやき”を教えてもらった
大王わさび農場から車で6分くらいオリンピック道路沿い「あざか」
口コミだけの隠れた人気おやきやさん


いかにも手作りの暖簾が目をひくが、店構えは地味です
「いつもおじさんが、畳に座って新聞読んでるよ」と聞いていたが、カウンターで包装の仕事をしていた。
白紙と新聞紙で包む。これが一番!だそうだ
あんこ・なす・おから・野沢菜 各250円/個。複数種買うと新聞紙にマジックインキでおから2ケなす1ケなどと、収納箇所に書いてある。
たまに置き場所が違っているんだけどと美容院のスタッフは笑っていた。
話しながらその場(座敷)で頂くことにした。
直径10センチ、厚ささ5センチとジャンボサイズだ。ずっしり重い。

もう26年も前からこの場所で営業。はじめは焼肉もお酒も、おやきもやっていたが「酒飲みの相手はかなわん」が理由でおやき1本へ。
2005年に職を退いたあとは奥さんと一緒だが、それまではほとんど奥さん一人で年中無休で作ってきたという。
今では珍しい昔ながらの作り方で、厚手の鍋で40分かけて焼いているそうだ。蒸さない。

地域によっては灰の中に入れて焼く所もある

話している間に地元の方が入れ替わりやってきて「おいしかろ」「今からお客がどこそこへ帰るけん持たそうと思うずら」と、私に声をかけて買って行く。
ホームページや通販なんてしゃれたもんないきに、電話で予約聞いて送っとるそうだで。方言がうつる・・・
奥さんも手を休めて話に加わる。
一日中粉をこねのばし、あんこや野菜あんを包みゆっくり焼く。発砲スチロールに保管して、暖かく出す。

さめたら、水をふきかえラップにくるんで電子レンジでチン!かなり硬くなるので、暖かいうちがお勧めです


店内に蓑をかぶった電灯があり、向こうに紺地の染め暖簾が見えた。やっぱり凝ってる・・・。
京都でつくらせたのだそうだ。
さては?と聞くと表の暖簾は娘さんの接ぎはぎ手づくり。
帰りがけよくみると”あざか”の文字もパッチワーク仕様でした
コメント
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