星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

日常の先にこそ…

2019-01-03 | …まつわる日もいろいろ
早起き、、といっても平日通りの午前5時台の目覚めですが… 今朝はそのおかげで素敵なお月さまが見られました。




ほんとうはもっと金の刃先のような細い月だったのですけど スマホで撮ったのでこれでご勘弁くださいな、、

そして その時間にふとTVをつけたら
ウィーンフィルでもご活躍になっている和樹・直樹御兄弟の演奏する 「クラシック倶楽部 ウィーン・ニコライ弦楽四重奏団 演奏会」が見られて幸せ…

まだ寝静まっている時間なので 照明も小さく、 イヤホンで聴いていましたが 弦楽四重奏のそれぞれの音色、、 つややかで素晴らしかったです。 早起きして良かったです。




しばらくすると 美しい夜明けが、、 
元日には雲間からの初日の出でしたが、 昨日も今朝も絶品の太陽さんが昇ってきました…





お月さまに 弦楽の煌めく音色、、 そして 黄金色のお日さま…。 新年であろうと いつであろうと、、 たとえ雨雲の下であろうと、、 私たちの世界はいつでもこんな美しい宇宙の中を日々巡って旅をしている、、 そのしあわせを決して忘れたくありません…

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昨夜の 玉木宏さんによる 「ショスタコーヴィチ 死の街を照らした交響曲第7番」(番組HP>>)のドキュメンタリー、 とても良かったです。 ショスタコーヴィチの交響曲についてはあまり詳しくないので 時代の事、 大戦下の状況、、 知らないことばかりでした。

、、ナチスに包囲されたレニングラードでの演奏会で、 指揮者の元へひとりの少女が持ってきた花束。。
食べ物も無い日々の中で 花を育てようとした一家…

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どんな困難な状況の下でも 日常の暮らしを忘れないでいること…  それこそが人間の尊厳を守り、 心を癒し、 人に夢を信じる力を与える……


特別な日々が夢をもたらすのではなく、 あたりまえの日常こそが 人に夢を見させてくれるのだと思います。。 その夢とはまぼろしのような儚く脆いものではなく、 生きつづけるためのひとすじの光…


楽団員は音楽を、、

そして 少女の一家は花を、、


日常を守りとおすことが極めて困難な時代にあって、 そのささやかな日常こそが彼らに生きる力を与えつづけたのですね……