山崎豊子さんの珠玉の作品の映画化です。
この物語のモデルと言われる「JAL」の経営問題をどう処理していくかが騒がれている今、タイミングよく・・・という感じの公開です(苦笑)。
この映画、三時間二十分という長いものですが、インターミッションを挟んであることと、豪華キャストであることから、あきないで最後まで観ることができました。
私は、映画を観る前に「小説」を読んでいましたので、「もうひとつ、つっこみが・・・」と思う部分がいくつかありましたが、多分「映画が先」という方には、それなりに観られると思います。
観終わったあと、公開初日の舞台挨拶で、主役の「渡辺 謙」さんが涙したことが分かりました。
カラチ、テヘラン、ナイロビ・・・ロケ地でのご苦労もいろいろあったでしょうし、フィクションと言っているもの「登場人物」のモデルと推測できる実在の人物の方たちや会社側からの抗議もかなり強行だったとか聞きます。
多くの人たちの努力と協力で、ようやくここまでこぎ着けた・・・と思うと感無量だったのでしょう。
家族を犠牲にしてまでも「自分の信念を貫く」主人公を熱く演じている「渡辺 謙」さん~~。
小説を読んで、私が想像した性格、風貌とは違う主人公でしたが・・・(苦笑)。
その彼と同期でありながら「出世」を人生の目的として生きる人物を演じた「三浦 友和」さん~~。
こちらもイメージとは違ってましたが・・・(苦笑)。
二人を反対にしたらおもしろかったのでは?
と、勝手に「監督」になった私です~~きゃははは
(ネタバレと感想はBlog=loveで、ど~~~ぞ~~笑)