ロシア革命時の戦艦の船員の叛乱と勝利を扱った旧ソ連映画「戦艦ポチョムキン」は長いこと映画史上の最高傑作の地位をほしいままにしていたのだが、ソ連崩壊後のロシアではてんで不人気だという。ポチョムキン、というのはエカテリーナ女王が領地に視察にまわってきた時、食糧や衣服などごく貴重な贅沢なものを集めて、映画のセットまがいに村人が豊かな暮らしをしているかのように見せかけ(北朝鮮かよ ! )御機嫌を取結んだ公爵の名前。
別に映画がハリボテとは言いませんけど(と、いうか勧善懲悪のアクションものとして無類に面白い)、なんだかなあ。
別に映画がハリボテとは言いませんけど(と、いうか勧善懲悪のアクションものとして無類に面白い)、なんだかなあ。
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最初から最後まで追っかけが続くから、ほとんどダレ場がない。
追われる展開については、危機また危機を乗り越える知恵の使い方といい、ドイツやロシアなどの大がかりなロケーションの緊迫感といい、文句なし。
ただし、ボーンが自分の失われた過去を追う方は、画にしにくいこともあってか、ほんのつけ
たり。
もっと露骨な理由としては、あまり過去を明かさないで更なる続編に客をつなぎとめるためだろう。
非英語圏でその国の言葉でだいたい通しているのもいい。もっとも、大詰めの大事な会話で途中からロシア人の方から英語を話し出すのは、相変わらず。ボーンのロシア語の方がうまいのでないと、優秀なエージェントって感じにならないと思うのだが。
(☆☆☆★★)
追われる展開については、危機また危機を乗り越える知恵の使い方といい、ドイツやロシアなどの大がかりなロケーションの緊迫感といい、文句なし。
ただし、ボーンが自分の失われた過去を追う方は、画にしにくいこともあってか、ほんのつけ
たり。
もっと露骨な理由としては、あまり過去を明かさないで更なる続編に客をつなぎとめるためだろう。
非英語圏でその国の言葉でだいたい通しているのもいい。もっとも、大詰めの大事な会話で途中からロシア人の方から英語を話し出すのは、相変わらず。ボーンのロシア語の方がうまいのでないと、優秀なエージェントって感じにならないと思うのだが。
(☆☆☆★★)
「カサブランカ」のラストで、クロード・レインズの警察署長が手にしていたガラス瓶をクズ籠に放り込み、その瓶をわざわざアップで撮っているシーンがあって、なんであんな風に強調していたのだろうと不思議だったのだが、あの瓶はヴィシー産のミネラルウォーターで、当時のドイツ占領下フランスで親ナチスだったヴィシー政権にひっかけて揶揄していたというわけ。
なお、ミネラルウォーターの方のヴィシーは肝臓にいいと言われ、飲み過ぎ食べ過ぎの時によく飲むらしい。あの署長、美食家なのかな。
なお、ミネラルウォーターの方のヴィシーは肝臓にいいと言われ、飲み過ぎ食べ過ぎの時によく飲むらしい。あの署長、美食家なのかな。
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