アイルランド映画「白馬の伝説」の題名のもとになっている伝説というのは、妖精の国に行った男がどうしても故郷に帰りたくて頼み込んで帰るのを許され、その時白馬を送られてそれから降りてはいけないと言われるが、いざ帰るとどうしても地面を踏みしめたくなって白馬から降りるとあっという間に年とってしまうというもの。
どこかで聞いたことのある話ですね。
ユングはこういう同じような話のパターンがまったく違う文化圏に渡って見られるところから、“集合的無意識”という概念を考えたそう。
ちなみに相対性理論でいうところのウラシマ効果を、西洋ではリップ・ヴァン・ウィンクル効果っていうそうだけど、こちらは寝ている間に長い時間が過ぎてしまうというお話。
どこかで聞いたことのある話ですね。
ユングはこういう同じような話のパターンがまったく違う文化圏に渡って見られるところから、“集合的無意識”という概念を考えたそう。
ちなみに相対性理論でいうところのウラシマ効果を、西洋ではリップ・ヴァン・ウィンクル効果っていうそうだけど、こちらは寝ている間に長い時間が過ぎてしまうというお話。
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話の仕掛けはすぐ見当がつくので、小出しに謎解きしていく構成がかなりまだるっこい。クライマックスの後の締めくくり方なども二段切れぎみ。
細かい恋愛描写がもうちょっと引っ張りこむ力があるとよかったのだが、初めの頃ヘタするとストーカーと間違えそうでつまずく。
ジョアン・アレンの母親や婚約者など、恋路を邪魔するキャラクターが単なる仇役ではなくそれなりの事情があるのを出そうとはしているが、まだ中途半端。
こういう比較はどうかと思うが、監督(ニック・カサヴェテス)の父親のジョン・カサヴェテスは脇と主役で人物の扱いを本質的に変えずに、全員が自分の人生の主役って描き方したぞ。
過去のシーンで時代色や貧富の差がよく出ている。
画面がやたらと綺麗なのは、善し悪し。
後半ウォルト・ホイットマンの詩が朗読される場面があるが、前半ヒロインがいる教室の黒板に「草の葉」の一節が書かれている。
chemistryのプロモがエンドタイトルの後につくのは、まったくの蛇足。途中で出た。
(☆☆☆)
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細かい恋愛描写がもうちょっと引っ張りこむ力があるとよかったのだが、初めの頃ヘタするとストーカーと間違えそうでつまずく。
ジョアン・アレンの母親や婚約者など、恋路を邪魔するキャラクターが単なる仇役ではなくそれなりの事情があるのを出そうとはしているが、まだ中途半端。
こういう比較はどうかと思うが、監督(ニック・カサヴェテス)の父親のジョン・カサヴェテスは脇と主役で人物の扱いを本質的に変えずに、全員が自分の人生の主役って描き方したぞ。
過去のシーンで時代色や貧富の差がよく出ている。
画面がやたらと綺麗なのは、善し悪し。
後半ウォルト・ホイットマンの詩が朗読される場面があるが、前半ヒロインがいる教室の黒板に「草の葉」の一節が書かれている。
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