ドストエフスキーの「悪霊」の(正確に言うと完成作品からカットされた)「スタヴローギンの告白」の章を読んで、スタヴローギンが少女を犯して自殺に追い込むという内容が、まるっきりルキノ・ヴィスコンティの「地獄に落ちた勇者ども」のマルチン(ヘルムート・バーガー)がユダヤ人の少女にするのと同じなので驚いたことがある。
あと「家族の肖像」のラスト近く、2階にいる住人の足音がよく聞こえてくるようになってくると“死”が近付いてくる、というエピソードはヴィスコンティが終生映画化を望んだマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の一節だといいます。読んだんですけどね(ホント)よく覚えてない。
黒澤の「赤ひげ」の後半は、完全にやはりドストエフスキーの「虐げられた人々」そのまんま。虐待されていた少女が優しく扱われるのを信じられず乞食をしてまで稼いで借りを返そうとする場面もそっくりある。もっともこのドストエフスキー作品も、もとはディケンズ。少女の名前を元のネリに対してネリーとしているくらいで。
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あと「家族の肖像」のラスト近く、2階にいる住人の足音がよく聞こえてくるようになってくると“死”が近付いてくる、というエピソードはヴィスコンティが終生映画化を望んだマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の一節だといいます。読んだんですけどね(ホント)よく覚えてない。
黒澤の「赤ひげ」の後半は、完全にやはりドストエフスキーの「虐げられた人々」そのまんま。虐待されていた少女が優しく扱われるのを信じられず乞食をしてまで稼いで借りを返そうとする場面もそっくりある。もっともこのドストエフスキー作品も、もとはディケンズ。少女の名前を元のネリに対してネリーとしているくらいで。
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