prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アナコンダ2」

2005年03月19日 | 映画
原題がTHE HUNT FOR THE BLOOD ORCHIDとあるように、不老不死の妙薬になる蘭を探して探検に出るという、よく考えてみるとものすごく古めかしい設定。
それが一応ちゃんと意味があって、なんであんなバカでかいアナコンダがぞろぞろいるんだ、という理屈づけになっているあたりが、B級といえども(と、いうか逆にB級だからよく見える)アメリカ映画らしいスジの通し方。
全然期待しないでみたら、けっこうイケるじゃない、という出来。ただし、まともに期待してはいけません。
何しろ、ボルネオが舞台。ボルネオは、アジアだろう。アナコンダがいるのは、南米。ひどいね、どうも。

CGバリバリではなくて見せ場をちびちび節約してつないでいる。セコくもあるが、今どきCG製のアナコンダを得意げに見せられても始まらないので、かえって新鮮。

軽薄な男が「ジョーズ」のテーマをふざけてハミングして女の子を脅かすシーンなんてのがあるのだが、その曲の権利がちゃんとエンド・タイトルに出る。うるさいなぁ、もう。
(☆☆☆)