昔のカートゥーンによくあって、今でも「ウォレスとグルミット」で見られるむやみやたらと凝って回りくどい機械仕掛け(森卓也名付けるところの「無駄骨回路」)がずうっときれいに連携した意外な作用を見せる、というのに似た凝った事故シーンがこのシリーズの見せ場なのだが、その段取りが今回はやや整理と意外性が不足で物足りない。
何度も似たようなことを繰り返しているから感覚が慣れた、ということもあるだろうが。
ウマみたいな生き物を絡ませると、ちょっと機械的に運命の歯車が動くといった非情さが薄れるみたい。
(☆☆★★★)