prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「大アマゾンの半魚人」

2006年11月28日 | 映画
ミリセント・パトリックによるデザイン、バッド・ウェストモアによる特殊メイク、スーツアクターのベン・チャップマン(水上)、リコー・ブラウニング(水中)による演技によって作られたギルマンが何より見もの。

ヒレのついた手だけ見せて恐怖を煽る技法、白黒ということもあるが、口が動いてちゃんと生き物っぽく見える感じ、そして何より全身を覆った着ぐるみを着て水中を泳ぎまわる姿が壮観。ずいぶん長いカットで十メートルはある深さにじいっとしているかと思うと、水面を泳ぐ美女をえんえんと水中から追っていくなど、人間技とは思えないくらい(ブラウニングは4分間くらい潜れたらしい)。

美女が悲鳴ばかりあげているのが昔のモンスター映画っぽい。なんかイヤらしいのだね。


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