「J・エドガー」の死に様で見せた豚のような体(作り物かもしれないが)からすると、ディカプリオの身体が細身でしなやかなのにびっくり。
後半はドラッグに溺れっぱなしで、かなり見ているこっちも落ち込む。
ホモの教師に言い寄られる場面なんていうのもあるけれど、「太陽と月に背いて」も「エドガー」も同性愛者役でしたね。
母親に見放されるシーンが悲痛。しかし突き放す方がむしろいいのだろう。
ドラッグに溺れて回帰できるかできないかというのは、本当にわずかな運の違いでしかないと思う。どうやってやめられたのか、いつまたスリップするかわからないのだが、長さに限りのある映画ではないものねだりだろう。
「タイタニック」の単純ヒーロー役にディカプリオはあれこれとワルらしい味付けをしようとしてキャメロンにすべて却下されたわけだが、やってみてもよかったな。
(☆☆☆★)