原作の「地底旅行」はまるっきり女っ気がないのを前の映画化では強引に女性のキャラクターを作って参加させていましたが、今回では原作では寡黙な案内人のハンスが女性に置き換えられている。ご時勢ですね。
さらに主人公の学者の精神年齢がほとんど13歳の甥っ子と変わらないのも。
中盤のローラーコースターまがいのトロッコ・チェイスはあまりに「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」そのまんま。というか、もともとアメリカのローラーコースターは1870年頃に廃坑のトロッコを遊具にしたのが発祥らしい。
キノコの森とか地底の湖、というのはクラシックな装いでは生きるけれど、CGばりばりの作りだと、どうも地味。
(☆☆☆)