踊子ってShowgirlなのね。ショーガールというといっぺんに風俗っぽくなり、身分の差がわかりやすくなる。
いささか舞台っぽくてセリフ主体でかったるい。
「マリリン 七日間の恋」はこの映画の内幕ものということになっているが、セットや撮影の豪華さはとても再現できていない。というか、別物ですね。
原作戯曲はエリザベス女王の戴冠式にあてこんだ一種のキワモノだったらしい。身分違いの恋とはいっても、男の方が身分が高いと「ローマの休日」みたいにロマンチックにはなりにくい。
オリヴィエがビリー・ワイルダーにモンローの扱い方を聞いたところ、とにかく絶対に怒るな、怒ったら貝みたいに閉じこもって出てこなくなる、と答えたそうだが、画面見ている限り天真爛漫にしか見えない。ふしぎなものです。