prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ラ・ワン」

2012年06月06日 | 映画
「ロボット」に比べてこちらの方が主演のタイプもシーンのぶっ飛び方もややこちらの常識寄り。必然性なしに始まるダンスシーンもあまりないし。
ただもう異常に元気があって、レプリカにせよ世界遺産をぶっ壊す、というのはすごいけれど。
チッティ(ラジニカーント、特別出演でもちゃんとsuperstarとクレジットされる)が登場するシーンで拍手が起きる。

主演のシャー・ルク・カーンは「「別冊映画秘宝 衝撃の世界映画事件史 」(洋泉社MOOK)所収の山本又一郎インタビューで世界で最も高いギャラをとる俳優で一本30億円というのだが、この「ラ・ワン」の製作費が公称30億円。なんか計算が合いませんね。まあいいか。

SRKがかなり日本に上陸した時よみうりホールの試写会で彼の名前を冠したブランドのコロンをもらったのだが、ものすごい甘い匂いで周囲に悪評さくさくでもったいないが捨ててしまったことがある。あんなに甘い匂いだったのは香辛料に対抗するためだろうか、なんちて。
(☆☆☆★★)

「ラ・ワン」公式サイト

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言霊大戦

「ヒア アフター」

2012年06月06日 | 映画
それぞれ死後の世界にとらわれた人たちを描く、というと、ちょっと前だったらやや引いてしまったでしょう。しかし、死後の世界は信じていないにせよ、メメント・モリ(死を忘れるな)というのは本当だと思えてきた。

イーストウッドも80にもなると、当然死後のことも考えるだろうし、「荒野のストレンジャー」や「ペイルライダー」などの幽霊というかすでに死んでいるとしか思えないガンマンが現れる映画の系譜もある。
冒頭にどうやって作ったのかと思わせるはなはだリアルな洪水の場面があって、表面だけ見ていれば東日本を襲った洪水のリアルさにはもちろん及ばないのだが、水の中に飲み込まれてしまった視点というのは作ったものでないと逆に描けない。

朗読会で俳優のデレク・ジャコビが当人役で登場する。なんでこの人なのだろう。丹波哲郎やシャーリー・マクレーンみたいに心霊関係でも有名というわけでもなさそうだけれど。

一度死にかけた人が死生観が変るというのは、そうだろうなと思わせるのと、理解しがたいところと両方ある。
前にやはり死にかけた体験をした人が恐怖をまったく感じなくなるというモチーフの「フィアレス」という映画があったが、やはりモチーフをどう発展させていいのかわからなくて困っていた感じだった。
(☆☆☆★★)

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6月5日(火)のつぶやき

2012年06月06日 | 映画
07:52 from SOICHA
裕次郎 #太陽にほえろ新刑事のニックネーム

07:52 from SOICHA
ハリー #太陽にほえろ新刑事のニックネーム

08:25 from SOICHA
キャリアー #太陽にほえろ新刑事のニックネーム

08:29 from SOICHA
ブルマ #太陽にほえろ新刑事のニックネーム

10:10 from gooBlog production
「ファミリー・ツリー」 goo.gl/KOv7z

12:54 from SOICHA
スーパー歌舞伎「三国志」で本水がざあざあ降る中、文字通り水際だった立ち回りを見せている若手がいて、パンフを読んでほう段四郎の息子かと思った。その市川亀治郎が猿之助を襲名するのですからね。縁は異なものというか。

13:08 from SOICHA
なんとか蔓が絡んできました。 p.twipple.jp/jj9hh

16:49 from Tweet Button
新藤兼人監督が脚本 映画『お嬢さん乾杯!』が初舞化!cinematoday.jp/page/N0042784 「午後の遺言状」「しとやかな獣」「悲しみは女だけに」なども舞台版があります。もともと近代劇全集でドラマトゥルギーを学んだ人だから、割と舞台と相性いいのでしょうか。

21:15 from SOICHA
今の生活保護を敵視する風潮から、病気になって医療費を使うのを敵視するのに移るのにはほんの一歩だろう。不摂生するのがけしからん、年取っていつまで生きてるってね。では誰が非難されないでいられる?敵探しは結局誰も責任をとりようがない末期的な状態になるまで続く。

by yapoono6 on Twitter