子供をクライマックスに使うのはあざといけれど、組み立てがうまくてやはりぐっと来ます。ブログなんて古いといっていて、YouTubeに動画を投稿したりするのが外部に情報提供することになるあたり、今風の趣向をどんどん取り入れています(すぐ古くなるだろうけれど)。
しかし、アメリカ政府の中枢がほいほい攻撃されたり内通者がいたりするのが許されるようになったのは、時代ですな。大統領にいくらも代わりがいるというのも、アメリカが追い込まれている印象に結びつく。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」では尖塔が崩落するところに9.11のイメージを重ねたが、ここではドームが炎上し続けたあげくに崩落するところで重ねている。
チャリング・テイタムがスタローンやシュワルツェネッガー時代のやたらとマッチョではない、「ダイ・ハード」一作目の普通人ヒーローを演じていて、さっぱりしたところがいいパパぶり。
あれだけドンパチやって弾が当たらないというのもすごいけれど。大学中退とか娘が生まれたばかりといったプライベートを役の設定が生かしています。
やたらとホワイトハウス内の美術品を大事にしている案内役のコメディ・リリーフぶりが笑わせる。
画面のスケールと武器の異常な破壊力と扱いやすさはますますエスカレートしています。どこまでいくのか。
(☆☆☆★★)
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ホワイトハウス・ダウン - シネマトゥデイ
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