本物のキャンベルスープを売ってました。
実物のスープ缶を並べてます。
アンディ・ウォーホルの「キャンベル・スープ」の実物を見るとずいぶん大きくてただスープをコピーしただけとは違う「作品」という印象が強い。
「マリリン」などずいぶん大きくて見上げるばかり。
電気椅子の隣に毛沢東が並んでいるというのは、狙ったわけでもないだろうがブラックユーモア気味。
ちょっと商業映画を離れた時期のゴダールの色彩感覚やマオイズムへの傾倒とかを思い出させる。そういえば同時代なのだな。
クロス・オルテンバーグの作品で「片耳のミッキー・マウス ティーバッグ」というタイトルのがあったので、あれ、ミッキーマウスなんてつけてディズニーがアヤつけてこないかと思ったら、原題ではM MOUSEになってました。微妙。
もともとポップアートは現実の世界にある大量生産の商品やイメージを消費される有名人などをモチーフにして、芸術の特権性を否定したところがあるのだが、一方でこういう著作権に抵触するのかどうか考えたり、この展覧会のコレクションが個人蔵だったりと、アートの公私の別って何だろうと思わせる。
トム・ウェッセルマンの作品が手が届かないくらいやたら高いところの壁にかけられているのがユニーク。壁や高さそのものも作品のうちというわけだろう。
ジャスパー・ジョーンズの実物を見るのは、今はなき西武美術館以来。蜜蝋を使ったのは、今回は入っていなかった。
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