冒頭のパトカーにすえつけられた固定カメラの映像をはじめとして、劇中の登場人物が操作する設定のビデオカメラの映像が全編にわたって大幅に織り込まれて臨場感を強調している。
主人公の警官ふたりが人が住んでいるはずなのに活動している気配がない家に乗り込んでいってとんでもないものを見つけるあたりは、ちらっとしか見えないのが効を奏して、気味悪さとまがまがしさをよく出した。
700万ドルという製作費はアメリカ映画としては低予算(アメリカ国内の興行収入は4000万ドル)だが、それを逆手にとった感じ。
ただし、全体をビデオ映像で統一するのは無理があって、たとえば悪党たちが銃を撃ちまくっている自分たちの姿をビデオで撮っているわけがない。そういう本来作者=神の代理みたいな視点でないと描けない情景も視覚的統一を優先してビデオ風の映像でまとめると、全体としての作者の視点がかえってばらけてしまう。
(☆☆☆★)
本ホームページ
公式サイト
エンド・オブ・ウォッチ - シネマトゥデイ
エンド・オブ・ウォッチ@ぴあ映画生活
主人公の警官ふたりが人が住んでいるはずなのに活動している気配がない家に乗り込んでいってとんでもないものを見つけるあたりは、ちらっとしか見えないのが効を奏して、気味悪さとまがまがしさをよく出した。
700万ドルという製作費はアメリカ映画としては低予算(アメリカ国内の興行収入は4000万ドル)だが、それを逆手にとった感じ。
ただし、全体をビデオ映像で統一するのは無理があって、たとえば悪党たちが銃を撃ちまくっている自分たちの姿をビデオで撮っているわけがない。そういう本来作者=神の代理みたいな視点でないと描けない情景も視覚的統一を優先してビデオ風の映像でまとめると、全体としての作者の視点がかえってばらけてしまう。
(☆☆☆★)
本ホームページ
公式サイト
エンド・オブ・ウォッチ - シネマトゥデイ
エンド・オブ・ウォッチ@ぴあ映画生活