田舎のチンケな銀行をデンゼル・ワシントンとマーク・ウォルバーグの二人組が襲うのだが、こんな銀行にあるはずのない大金があったもので逆にあわをくう、という冒頭はドン・シーゲル監督、ウォルター・マッソー主演の「突破口!」ばりだが、あれのようにマフィアの隠し金ではなく、ふたりもただの強盗ではないというのがだんだんわかってプロットが二転三転するあたり、よく考えています。
それにしても公的機関に対する不信感、というよりあたまからエラいさんたちを徹底してコケにしていて信じられるものは相棒(バディ)だけ、あるいは金がすべてじゃないよという価値観、大げさに言えば思想が一本通っているのがアメリカ娯楽映画らしくてなかなかいい。
ただ、クライマックスの四すくみをはじめ、もっとびしっと決まってほしいところの演出の呼吸が今ひとつなのは惜しい。
バディ・ムービーで長々とふたりのやりとりを見せられると英語国民でない人間にはかなり退屈するのだけれど、割と少なめ、あるいは気にならない。
さほど期待しないで見たら割とおもしろいじゃない、というレベルだけれど、それにしては構えが立派すぎな感じはある。
この手の映画だとどうしても女性のキャラクターを悪女か清純かにタイプ化してしまうのだが、それを強引に一人にまとめたみたいでかなり混乱した。
(☆☆☆★)
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それにしても公的機関に対する不信感、というよりあたまからエラいさんたちを徹底してコケにしていて信じられるものは相棒(バディ)だけ、あるいは金がすべてじゃないよという価値観、大げさに言えば思想が一本通っているのがアメリカ娯楽映画らしくてなかなかいい。
ただ、クライマックスの四すくみをはじめ、もっとびしっと決まってほしいところの演出の呼吸が今ひとつなのは惜しい。
バディ・ムービーで長々とふたりのやりとりを見せられると英語国民でない人間にはかなり退屈するのだけれど、割と少なめ、あるいは気にならない。
さほど期待しないで見たら割とおもしろいじゃない、というレベルだけれど、それにしては構えが立派すぎな感じはある。
この手の映画だとどうしても女性のキャラクターを悪女か清純かにタイプ化してしまうのだが、それを強引に一人にまとめたみたいでかなり混乱した。
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