スナイプスは逃走の時偶然に知り合った女軍曹タムジン・アウスウェイトと一緒に、横取り屋の正体やケースの中身は何なのかといった謎解きを人質交換の駆け引きと平行して進めるのだけれど、凝っている割にあまり処理がうまくないのでぎくしゃくする。
軍曹が協力するのは一応スナイプスに命を救われたからという動機づけがあるのだけれど、銃を向けていた相手が倒れたところで別の銃を構えた男がフレームに入っているものだから、スナイプスが倒したのかどうか混乱する、といった調子。
話のネタが早々に割れているので見破れないスナイプスが間抜けに見えてしまうのも困る。
駅のコインロッカーで乱闘をやって誰も見咎めないとか、相当に演出は雑です。
出だしのストーリーが二重強盗とか意外な方に転がっていくあたりは良かっただけに残念。
ルーマニアでロケして安く上げ、北米以外では劇場公開のビデオ映画というあたり、セガール映画とまあ同類でしょう。いまはなき銀座シネパトス系で公開されたの、そういうの多かった。
(☆☆☆)
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