のちに平成版「花の応援団」を監督する高瀬将嗣が一回生役で出演していて、技斗を父親の高瀬将敏がつとめているのが目を引く。
内容はおおむね原作マンガに沿っているけれど、ああいうむちゃくちゃに下手な画のパワーというのは実写には移せないが、集団の乱闘の迫力は実写ならでは。のちの「ビー・パップ・ハイスクール」（技斗・高瀬将嗣）あたりにつながってくる感じがある。
応援指導が日本大学応援団とタイトルに出るけれど、何やったのだろう。というか、なんで日大なのだろう。
応援団というのは自分では運動も何もしないのに、どこよりも体質が体育会的というのが不思議。
原作も湿っぽいエピソードがときどき混ざって、これが気恥ずかしくて見てられないくらいなのだが、宮下順子が出るエピソードが湿っぽくても青田赤道がいいとこのぼんぼんであることを割りと強調して、そこから出てくる身分差をドラマに組み込んでさまになっている。伊佐山ひろ子や水原ゆう紀などのロマンポルノ組の女優さんも出ています。
ミナミの映画館で「ベンジー」が上映中。
大学生が分数ができない、というのはこの頃はお笑いだったが、今や現実になった。3 1/2をさんかにぶんのいち、と読むのは製作当時（'76）としてもちょっと古いのではないか。
家畜人六号【小暮 宏】 @yapoono6
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佐藤治彦 @SatoHaruhiko