prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「サロン・キティ」

2014年08月24日 | 映画
監督はティント・ブラス。雑誌「ペントハウス」創業者のボブ・グッチョーネが製作した大作歴史ポルノ「カリギュラ」を監督したのだが、プロデューサーと対立して初公開の時は名前を出さないでいたわけだが、ではそれほど「芸術的」な作風かというとそうでもない。というか、この映画のヒットからある程度前衛的な作風から通俗的なそれに転向したということらしい。

ヘルムート・バーガー(最近の写真を見ると、どこのおっさんかと思う)にイングリッド・チューリンが主演といったらいやでもヴィスコンティの「地獄に落ちた勇者ども」を想起させるわけだが、実のところ若いテレサ・アン・サボイの役の方が軸みたいで、しかもそうはっきりしているわけでもなくて、どうにもバランスが悪い。
美術が初期007や「博士の異常な愛情」「バリー・リンドン」などのケン・アダムというのにちょっとびっくり。結局この美術が一番の見ものではあるのだが、「カリギュラ」同様やたらとズームが多くてフレーミングが甘いので、なんだかシマらない。

日本初公開当時の邦題は「ナチ女秘密警察 SEX親衛隊」といういかにもな洋画ポルノといったタイトルで、実相寺昭雄が誉めていたとか伝えられるが、ヴィスコンティほど本格的ではなくなんだかキッチュな感じなのがさもあらんと思わせる。「悪徳の栄え」などもっと金かけて作りたかったのだろうと思わせる。



本ホームページ


サロン・キティ@ぴあ映画生活

サロン・キティ [DVD]
監督 ティント・ブラス主演 ヘルムート・バーガー イングリッド・チューリン
日本コロムビア

8月23日(土)のつぶやき

2014年08月24日 | Weblog

六本木で「ティム・バートンの世界」展 - 約500作品が日本初上陸、オリジナルグッズも fashion-press.net/news/10916 @fashionpressnetさんから


ディズニーR、驚愕のキャスト使い捨ての実態 バイトに責任押し付け酷使、心身病む人続出 biz-journal.jp/2014/08/post_5… @biz_journal 「履歴書には『ディズニーリゾートで働いていた』と書くことは認められておらず、転職の際に自己アピールもしにくいのです」

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しかしぼくが今見たい地ムービーと言えばこれである。『監督!赤字分は折半でどうですか。』youtube.com/watch?v=eTXiZU… 地域振興映画作り話に乗ったばかりに大赤字を出した恵那市民の魂の叫びを描いたドキュメンタリー。見たい!映画『ふるさとがえり』と二本立てで見たい!

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | RT

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