トーマス・クレッチマンは「スタンダール・シンドローム」でアーシア・アルジェントのヒロインを襲うレイプ犯をやっていた人なのね。がっしりした体格はベラ・ルゴシ型。
ダリオ・アルジェントも実の娘を使ってレイプシーンを撮ったり、今回は火だるまになって死ぬシーンを喜々として撮っている。変態やあ。
かなりクラシック色が強い。といってもコッポラ版みたいにブラム・ストーカーの原典にまで遡ってというより、ハマーフィルムから後で量産されていた血糊やヌードを強調していたドラキュラもののテイスト。出だしから巨乳丸出しにするなど、アルジェントも御歳73才にして、かえってスケベになったみたい。
画面がバカに明るい。夜の森でも煌々とライトが当たっているのかわかる。
ドラキュラを倒すのに銀の弾丸を使ったのは「ドラキュリア」がたぶん最初で、狼男でもないのになぜ銀を嫌うとのかと説明付けにかなり感心した覚えがある。
その説明をすっとばす乱暴さがアルジェントらしい。ただ、全体とすると、さすがに原典がしっかりしているのでストーリーが破綻するところは少ない。
ドラキュラが幽閉されていた鉄格子の中に現れるシーン、カットが変わるとドラキュラの姿が見えたり見えなかったりする処理がちょっとおもしろい。
今回のドラキュラは神出鬼没もいいところで、狼というのは今までもあったけれど、コウモリならぬフクロウとか、蠅とか、しまいには巨大なカマキリに変身するのには笑うしかない。何考えてるんでしょ。
音楽はクラウディオ・シモネッティ、というか「ゴブリン」のリーダーといった方がいいかもしれないが、今回は「サスペリア」みたいなロックではなくセミ・クラシックで、それも昔のドラキュラものみたいな適度に安っぽい音が混ざる。
エンドタイトルだけロック調。
(☆☆★★★)
本ホームページ
公式ホームページ
ダリオ・アルジェントのドラキュラ@ぴあ映画生活
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』 - シネマトゥデイ
ダリオ・アルジェントも実の娘を使ってレイプシーンを撮ったり、今回は火だるまになって死ぬシーンを喜々として撮っている。変態やあ。
かなりクラシック色が強い。といってもコッポラ版みたいにブラム・ストーカーの原典にまで遡ってというより、ハマーフィルムから後で量産されていた血糊やヌードを強調していたドラキュラもののテイスト。出だしから巨乳丸出しにするなど、アルジェントも御歳73才にして、かえってスケベになったみたい。
画面がバカに明るい。夜の森でも煌々とライトが当たっているのかわかる。
ドラキュラを倒すのに銀の弾丸を使ったのは「ドラキュリア」がたぶん最初で、狼男でもないのになぜ銀を嫌うとのかと説明付けにかなり感心した覚えがある。
その説明をすっとばす乱暴さがアルジェントらしい。ただ、全体とすると、さすがに原典がしっかりしているのでストーリーが破綻するところは少ない。
ドラキュラが幽閉されていた鉄格子の中に現れるシーン、カットが変わるとドラキュラの姿が見えたり見えなかったりする処理がちょっとおもしろい。
今回のドラキュラは神出鬼没もいいところで、狼というのは今までもあったけれど、コウモリならぬフクロウとか、蠅とか、しまいには巨大なカマキリに変身するのには笑うしかない。何考えてるんでしょ。
音楽はクラウディオ・シモネッティ、というか「ゴブリン」のリーダーといった方がいいかもしれないが、今回は「サスペリア」みたいなロックではなくセミ・クラシックで、それも昔のドラキュラものみたいな適度に安っぽい音が混ざる。
エンドタイトルだけロック調。
(☆☆★★★)
本ホームページ
公式ホームページ
ダリオ・アルジェントのドラキュラ@ぴあ映画生活
映画『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』 - シネマトゥデイ