prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「音楽映画ベストテン」

2015年11月09日 | 映画
1.魔法使いのおじいさん(79年 監督・G・アラヴィンダン)
2.切腹(62年 監督 小林正樹 音楽 武満徹 録音 西崎英雄)
3.血の婚礼(85年 監督 カルロス・サウラ 音楽 エミリオ・デ・ディエゴ 振付 アントニオ・ガデス)
4.恋人たちの曲・悲愴(70年 監督 ケン・ラッセル 音楽監督 アンドレ・プレヴィン 音楽 ピョートル・チャイコフスキー)
5.アマデウス(84年 監督 ミロス・フォアマン 音楽監督 ネヴィル・マリナー 音楽 ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト)
6.エクソシスト(73年 監督 ウィリアム・フリードキン 音響 クリス・ニューマン ロバート・ニュードスン)
7.時計じかけのオレンジ(監督 スタンリー・キューブリック 音楽 ウォルター・カーロス)
8.ノスタルジア(監督 アンドレイ・タルコフスキー 録音 レモ・ウゴリネッリ 音響 マッシモ&ルチアーノ・アンゼロッティ)
9.ベニスに死す(監督 ルキノ・ヴィスコンティ 音楽・グスタフ・マーラー)
10.ラスト・ワルツ(78年、監督 マーティン・スコセッシ 音楽 ザ・バンド)

投票初参加です。よろしくお願いします。
順位はあってないようなものですが、強いて言うなら器楽曲による音楽だけに限らず沈黙を含めた「音」全般に対する感覚をさまざまな形で広げてくれた順といったところです。

1は人間が持った最も始原的な歌の歓びを描いているので。
2はセリフや効果音や沈黙まで含めてすべて音楽のうちとして位置付けられうることを教えられた点で。
3は手拍子や足拍子といった原初の音が同時に精錬の極致にまで高めているので。
4は音楽から広がるイマジネーションの凄まじさにおいて。
5はもうオーソドックスな映画での名曲の使い方としては極致でしょう。
6は「チューブラ・ベルズ」に限らず既成の現代音楽の使い方で。これを見てサントラ買っていなかったら、ペンデレッキとかヘンツェとかは聞いていなかったでしょう。
7は音楽が一方で持つ暴力性・扇動性を描いている点で。
8は映画における音の繊細な使い方の極致で。また「音楽」をもってこいというセリフが恐ろしい意味になることで。
9は原作から遡り音楽が芸術の中でも最も強く持つ官能性にどっぷり漬かった点で。
10は最もすぐれた音楽ドキュメンタリーとして。

といったところです。

音楽映画ベストテン受付中 12月12日の深夜24時まで



本ホームページ


11月8日(日)のつぶやき

2015年11月09日 | Weblog

是枝裕和監督のサイトより kore-eda.com/message/201511… "『不偏不党』は放送局が求められているのではなく、公権力が放送局に保障しているのです。安易な介入はむしろ公権力自身が放送法に違反していると考えられます"


"…作り手にとって「不偏不党」とは何よりもまず、自分の頭で考えるということです。安易な「両論併記」で声の大きい人たちから叩かれないようにしようなどという姑息な態度は単なる作り手の「思考停止」であり、視聴者の思考が成熟していくことをむしろ妨げているのだということを肝に銘じてください"


ヒズ・ガール・フライデー #1日1本オススメ映画 ものすごい量のセリフが映画を邪魔しない、どころか物凄いスピード感を生んでいる。元の芝居では男の敏腕記者役を女にしてむしろ男前になっているイキの良さ。 pic.twitter.com/mWddfUtS7z

4 件 リツイートされました

折れた蓮の茎が面白い模様を描いてた pic.twitter.com/WnA2ELiEfB

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 23374 RT

2チャンネルなんかのインターネット掲示板での炎上を鎮火させる業者で働いてたことあるけど質問ある? alfalfalfa.com/articles/13666… なるほどなー、炎上している連中なんてこの程度、と見透かされてるわけか。


【これ聴いてます】武満徹:地平線のドーリア/風の馬/ノヴェンバー・ステップス(岩城宏之/小林研一郎/森正/田中信昭)(NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ) ml.naxos.jp/album/NYNG-003 #nml