同じ原作者のダリル・ポニックサンの「さらば冬のかもめ」と同じく三人の水兵を主人公にして移動しながらエピソードを順序よく積み重ねるオーソドックスなロードムービーだった気がするが、むしろジョン・カサベテスの「ハズバンズ」をちょっと思ったりした。
三人のやりとりとセリフが自然でどこまで書かれたセリフなのだろうと何度か思った。
それにしても、父子で戦争に行き息子が先立つなど、アメリカというのは今さらながらずうっと戦争を断続的にやってきた国なのだなと思わせる。
バカをやりたい盛り若い男たちが生死の間をくぐらなくてはいけない時を一緒に過ごす戦友という関係は想像するしかないが、ちょっと特別なものがあるらしいとは思う。
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