prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」

2018年07月14日 | 映画
ウィンチェスターというのは、まさに「ウィンチェスター銃'73」の銃器メーカーのウィンチェスター。
銃で殺された人たちが霊となって屋敷に集まるという趣向は古くて新しい銃規制の問題とも絡んでくる。

屋敷は実在していて前にテレビで見た覚えがある。
やたらと意味不明の増築しているあたり、アウトサイダー・アートみたいでもあるけれど、ここでは作らせている屋敷の主であるサラ・ウィンチェスター(これまた実在の人物)のドラマとしてかなり理詰めに解き明かされる。

前半は幽霊屋敷で間を外しながら思わぬところから怪異現象の脅しをかける演出でひっぱるが、次第に精神科医が半ば探偵役(薬物中毒というあたり、ホームズみたい)として謎解きを交えて展開し、しかも医師自身のプライベートな過去が絡んでくるあたり、ちょっと「チェンジリング」を思わせるストーリー上の工夫がみられる。

雇人たちのキャスティングがなんともいえない肉食っぽい歯をした顔を並べていて、またそういう微妙に目立つ役者を膨らませて使うあたり、うまい。

ヘレン・ミレンの貫録と魔女がかった怖さをないまぜた芝居はさすが。
(☆☆☆★★)

「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」 公式ホームページ

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7月13日(金)のつぶやき

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