ただし、いったん顔合わせてしてからの展開が互いにある意味疎外されていた同士が化学反応を起こしたように実話ネタだからと言われないと振り落とされるようなあれよあれよという調子で悪いことをしていた連中が雪崩をうったように捕まる。
善悪が対立するより妙に手を携えてより悪い相手を捕まえる方に動くのはアメリカらしいプラグマティズムだし、昔の映画のグッド・バッド・マン(良い悪人、改心した悪人)キャラを思わせたりする。
麻薬組織の中にも人種問題が横たわっている、というか、差別があるから犯罪に向かうという面もあるあたりが自然に入ってくる。
「アメリカン・ギャングスター」 - 映画.com
ホームページ