もっとも許婚に対しては能動的には何もしていないのだから、いくら封建社会の話とはいえ結末のつけ方はこれでいいのかなと思わせる。
立ち回りのリアリティと最近の時代劇に多い経済絡みのドラマと両方入れて両立しているが、為替相場を利用して儲けを出すというのは画とするとすごくわかりにくい。
居眠り剣法というのは無手勝流みたいで間が読めないというのが狙いなのかと思ったが、そうなのかどうなのかよくわからない。
悪が成敗される快感というのをあまり追求していないみたいで、下っ端の凶暴なのはガラの悪さが不足しているし、奥田瑛二も柄本明も役作りに凝っている分、収支が合わない。
いかにもシリーズ化したさそうだが、どうなることか。
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