最近のドラッグ絡みのドラマは簡単に、あるいはすっぱりとドラッグと手を切れるといった描写を避けるのがデフォルトになっている。実際、そうなのだろうし、安直な認識を持たせないという社会的合意ができているということだろう。
翻って日本の場合、合意を作ろうという流れすらなく、臭いものに蓋対応に終始しているのではないか。
ジュリア・ロバーツが当たり前だが終始母親としての顔になりきっていて、よく言われる女優は誰かの恋人や妻や母としての顔しか求められないというパターンの逆を行って、 いつの間にか当たり前のようにハリウッドでいうところの40の壁どころか50の壁を超えていた。
家族でも頼りになるのは母親と犬(!)だけで、他の家族が突き放した態度をとっているのにも別に批判的ではない。
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