最近のインド映画例に漏れないスケールの大きさに加えて左右対称の構図や滑空するような移動撮影など一種様式的な精練された映像美を生み出している。
ヒロインよりむしろ、悪役といっていい野心家のサルタンが半分以上主役になっていてドラマを動かしている。
一の家臣との関係がなんだかBLっぽく、サルタンが見たこともないヒロインに一方的に寄せる思いが戦争の原因になっているのが、権力欲の延長上の妄執に近く、時代劇でなければ描けない大仰さであると共に現代にもありそうなモチーフ。
インド映画が変わってきたのかどうなのか、勧善懲悪ではないので必ずしもすっきりしない。
冒頭のこの映画の製作中に動物虐待はしておらずCGで処理しているという断り共に、作者はジョーハル(尊厳殉死)を美化するものではないと出る。インド人にはパドマーワトの話は有名なのかもしれないが、なじみのない人間としては一種のネタバレになる。
「パドマーワト 女神の誕生」 - 公式ホームページ
「パドマーワト 女神の誕生」 - 映画.com
ヒロインよりむしろ、悪役といっていい野心家のサルタンが半分以上主役になっていてドラマを動かしている。
一の家臣との関係がなんだかBLっぽく、サルタンが見たこともないヒロインに一方的に寄せる思いが戦争の原因になっているのが、権力欲の延長上の妄執に近く、時代劇でなければ描けない大仰さであると共に現代にもありそうなモチーフ。
インド映画が変わってきたのかどうなのか、勧善懲悪ではないので必ずしもすっきりしない。
冒頭のこの映画の製作中に動物虐待はしておらずCGで処理しているという断り共に、作者はジョーハル(尊厳殉死)を美化するものではないと出る。インド人にはパドマーワトの話は有名なのかもしれないが、なじみのない人間としては一種のネタバレになる。
「パドマーワト 女神の誕生」 - 公式ホームページ
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