かなりマジの権力者とされる側の分断とだぶる警察の本質的なピラミッド構造についての批判的な視点と、警官たちの仲間意識(女性刑事を自然に含めている)など、てんこ盛り。
前半は回想をはさむ複雑な語り口で、ときどき混乱する。ああこういうことだったのねと一番基本的なキャラクターの対立と結びつくところがぴしっと決まるかというとやや疑問。
アクションシーンは相当に残酷味が強い。
肉弾戦も銃撃戦もどこまで音響効果含めてエスカレートできるか、てんこ盛りというかメガ盛りの域でかなりへばった。
同族相食む戦い、というのにどこか中国と香港の関係がかぶる。