聴力を失ったミュージシャンの世界をその主観に合わせて音がほとんどなくなったり微かに聞こえるだけにして表現した、アカデミー音響賞を受賞した音響演出が秀逸。
ベートーヴェンの伝記もこういう作り方するのもありかなと思った。
5.1chステレオと2chステレオとで部分的にだが聞き比べてみた。およそ抽象的な言い方しかできないが、前者が音場の真っただ中に包まれているようで音が聞こえないのが何か膜が張っているような感じなのに対して、後者だともう少し音が遠く離れたところにあるが隔絶した感じは薄いように聞こえた。
本来だったら、劇場で見る(聞く)のが理想ではあるけれど、できれば5.1ch環境で聞いた方がいいということになる。
住んでいるのはトレーラーというのがリアル。
肉体的な障害がアルコール依存症などにつながるのも、そうだろうなと思わせる。