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イブ・モンタンとジェーン・フォンダ主演によるジャン=リュック・ゴダール作品。
ということはいつものゴダール作品。ゴダールくらいずうっと「前衛的」でありつつ「いつもの」であり続けている人も珍しい。
見るほうも、画面の被写体をフランス国旗の赤・白・青に塗り分ける色彩処理、画面外から注釈をつけるようなナレーション、長い長い移動撮影に音楽がかぶさって気持ちよくなりかけるとぶち切る音の処理、などをまたやってる、と思いながら、いつもの「いつもの」とはちょっとづつズレている居心地悪さも感じ続けるという次第。
工場の建物のいくつも連なった部屋を透視図風にぶち抜いて横移動で捕らえた画面作りや、主役二人がカフェで話すのをストレートな会話を外してもっばらナレーションの注釈で描いた、異化効果式演出などは面白い。
ラストに出てくる呆れるほどバカでかい、やはりものすごく長い横移動で捕らえられるスーパーマーケットが、日本に進出しかけて撤退したカルフールであることが目を引く。製作当時から一種の資本主義の牙城みたいだったのだね。
今見ると、毛沢東思想(マオイズム)が一種の主義思想として理解されているのが変な感じ。アレは権力闘争のための方便でしょう、と突っ込みを入れたくなってしまう。
(☆☆☆)
![](http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1109/img3338.gif)
本ホームページ
万事快調 - goo 映画
ということはいつものゴダール作品。ゴダールくらいずうっと「前衛的」でありつつ「いつもの」であり続けている人も珍しい。
見るほうも、画面の被写体をフランス国旗の赤・白・青に塗り分ける色彩処理、画面外から注釈をつけるようなナレーション、長い長い移動撮影に音楽がかぶさって気持ちよくなりかけるとぶち切る音の処理、などをまたやってる、と思いながら、いつもの「いつもの」とはちょっとづつズレている居心地悪さも感じ続けるという次第。
工場の建物のいくつも連なった部屋を透視図風にぶち抜いて横移動で捕らえた画面作りや、主役二人がカフェで話すのをストレートな会話を外してもっばらナレーションの注釈で描いた、異化効果式演出などは面白い。
ラストに出てくる呆れるほどバカでかい、やはりものすごく長い横移動で捕らえられるスーパーマーケットが、日本に進出しかけて撤退したカルフールであることが目を引く。製作当時から一種の資本主義の牙城みたいだったのだね。
今見ると、毛沢東思想(マオイズム)が一種の主義思想として理解されているのが変な感じ。アレは権力闘争のための方便でしょう、と突っ込みを入れたくなってしまう。
(☆☆☆)
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