マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

鏡開き

2008年01月11日 | イベント・行事
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今日は鏡開きでした。
「おぜんざい」を作りました。


今年一年の家族の健康と発展を祈って
お正月に年神さまにお供えした鏡餅を食べる風習は
今でも日本に残っています。


鏡は「円満に」
開くは「末広がり」や「開運」を意味します。


11日の鏡開きにはお汁粉やお善哉にして
鏡餅を頂くところが多く、我が家でも楽しみのひとつです。
関東では「お汁粉」、関西では「お善哉」と言うようです。


「しるこ」は、汁の実のことで、汁の中に子(実)として餅を入れるので
餡汁子餅で、略して汁子、転じて「汁粉」になったそうです。


「ぜんざい」は、年の初めに餅で祝うことは、喜び(仏語で善哉)であったため
小豆を煮て餅を入れた食べ物が「善哉」と呼ばれるようになったとか。


語源が違うだけで、「汁粉」も「善哉」も同じものだということです。
けれど関東と関西では、汁粉と善哉の形が逆転しているようです。
汁粉と善哉は、餡と餅は一緒だけれど、餡と汁の形が違うようです。


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関東と関西の汁粉と善哉の定義を調べてみると
関東は、汁粉(つぶ餡・汁あり) 善哉(つぶ餡・汁無し)
関西は、汁粉(こし餡・汁あり) 善哉(つぶ餡・汁あり)
少し調べたら、こんな結果で、頭バクっています。(笑)


我が家は、大きめの鏡餅の他に、小さな鏡餅が5個。
小さな鏡餅は、仏壇、神棚、私の父母の写真の前
主(あるじ)の部屋、台所にお供えしていたものです。


台所に鏡餅をお供えする。すなわち、台所は女の城。
ここで働き、家族の健康のために命ある食材を調理して頂く。


私たちが生きるために料理をすることは、食材には
「あなたのお命を頂戴します」と言う気持ちでなければいけない。
台所は、食材にとって「命の聖域」だと思っています。


台所の神さま、水の神さま、火の神さまへも
毎年小さな鏡餅をお供えして、感謝の気持ちを表しています。
台所に住む神さまに毎日守られて
主婦が料理をし、私たちは健康に生きられるのだと思っています。


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うちの鏡餅は
真空パックの中にパックされた丸餅が入っているもの。
昔のように、カチンコチンになった鏡餅を
汗を流しながら鏡開きすることはなくなりました。


とっても略式ですが・・・・
それもまた時代ということで、美味しいお善哉が出来上がりました。


今日、都合で鏡開きのお餅を食べられなかったゲストのみなさん
マドンナが作った関西風お善哉を召し上がれ。



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