ずっとお正月らしい話題が続いていましたが
このあたりでちょっと違うお話をしましょうね。
1月10日の木曜日に、街の書店で一冊の雑誌を見つけました。
「モーニング」という週刊誌で、大人向けの漫画です。(毎週木曜日発売)
これは別に私の愛読書でもないのですが
表紙の猫があまりにも可愛らしくて手に取ってしまったのです。
やはり私は猫人間でしょうか?(笑)
何気なく中身を立ち読みして、もう一度表紙の猫を見ると
私はそこで重大な異変に気づいたのでした。
猫の背景はブルーの空に雪の結晶といったものでしょうか。
猫が「さむいよー だきしめてほしいのら」と言っています。
中身をパラパラと読んで・・・
雑誌を閉じて、表紙に戻ると、信じられないことに
さっきまで表紙にあったブルーの空も雪の結晶も消えて
可愛らしい仔猫が空から舞い降りてきているのです。
何が起こったのか訳がわからなくて、表紙をよく見ると
「モーニング史上初、暖めると表紙が大変化!?」と書いてあります。
イマドキの雑誌はここまで進化したのかと
こういうことを考えた、この雑誌社の企画と
これを印刷した印刷業者に拍手を送りたい気持ちでした。
読者にサプライズな贈りものでしょうか。
楽しいことをやってくれるじゃない。
自分の手で暖めると、変化する表紙が面白くて
書店では、この雑誌でずいぶん遊んでしまいました。
昔、子供の頃、「あぶり出し」というのをしました。
酢や砂糖水やみかんの絞り汁で絵や文字を描いて乾かす。
そしてそれを火鉢の火などにかざしてあぶると
先に描いた絵や文字が浮かび上がりました。
あぶり出しは江戸時代の頃から、庶民の遊びとして
広く親しまれたそうです。
私も子供の頃、あぶりだしの年賀状を書いたことがある。
この雑誌は焙るというか、暖めると絵が消える。
「あぶりだし」の逆バージョン?
こんなことができるとは、また私の中で疑問が渦を巻く。
ああ・・・・面白い!と
書店でこの雑誌を5冊手に取って購入しました。
雑誌をまとめ買いする人も珍しいのか
「5冊同じものでいいのですか?」と尋ねられました。
地元の猫仲間の人たちに
「あなたは冷血人間?それともハートあったかい?」などと遊んでもらいましょう。
私からの「猫お年賀」ということで。(笑)
この雑誌、16日(水)まで書店やコンビニで発売中。
一度手に取って、あなたの手で表紙を変化させてみて。
童心にもどれます。
ストーブで暖めてみたり、息を吹きかけてみたり
ほっぺをくっつけてみたり、それはそれは楽しいです。
週刊・モーニングさん、今週号は大当たりでしたよ。
中の漫画は読んでないのに、この表紙に魅せられて
私は5冊も買いましたからね。
素晴らしい企画と、印刷技術に拍手です。