映画、「最後の初恋」を観て来ました。
主演は、リチャード・ギアとダイアン・レイン。
この秋話題のラブストーリーです。
人生も半ばを過ぎると・・・
「もう恋などすることはないだろう」と思うけれど
たくさんの経験をして来たからこそ、めぐり逢える恋もある。
恋とは、するとか、しないとかではなくて
ある日、気がつけば、恋に落ちた男と女がいる。
恋のキューピットから
こんな素晴らしい贈り物が届く時もあるのだから
人生はきっと楽しいものだと思う。
自分の人生の中で、もう二度とときめくことなどないと思っていたのに
恋に落ちた瞬間から、すべてがバラ色に変わる。
中年の男と女のドラマチックな5日間の恋。
2人の心模様が、絶妙なタッチで描かれています。
女は結婚して、アーティストになる夢をあきらめた時から
輝きを失くしてゆく。
男は仕事一途で、高名な外科医という名声に酔った時から
温かみをなくし、妻と息子が去ってゆく。
そんな2人が海辺のホテルで出会い、嵐の夜、恋に落ちる。
嵐が通り過ぎた後、2人はそれぞれの生活へ帰っていく。
再会を夢みながら、2人が交わす何通もの手紙。
女は手紙を読む時、まるで少女のようにあどけない。
喜びを体ごと表現して・・・
それはまぎれもなく「初恋」をしている女の姿。
物語の2人は、私と同年代の設定。
だからわかる部分、共感する部分がたくさんありました。
上の写真のシーンは、彼との恋を親友に話すシーン。
照れながら、自分の想いを話す彼女は、実に初々しい。
これが初恋の初々しさだと思う。
ラストシーン。
恋をした母と、その結末を娘に話すシーンもまた心打たれる。
素晴らしい恋だったからこそ・・・
最愛の娘に語り聞かせることができたのだと思いたい。
上映時間、1時間45分。
この映画を観たら、もう一度恋がしてみたくなりますよ。
是非、劇場へ。
結末は、ナイショ。