マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

夢幻華3(アート花火)

2024年02月08日 | 写真

 

今日のフォト。 びわ湖花火大会

 

 

 

造形花火(アート花火)も、3年目4年目になると

基本だった風船、花、波では、満足できなくなった。

 

当初は、ピントリングとズームリングの回し方。

時計回り、反時計回りと、呪文を唱えるように回した。

 

親指の腹を 食いつかせるようにして回し

同時に人差し指の付け根で、大きく回す。

左手の2本の指は、腱鞘炎のようになる。

ピント外し → ピント合わせ → ピント外し。

 

むやみやたらに、カメラを振り回したり

無茶苦茶に、ピントリングやズームリングを回しても

アートと呼べる花火は、撮れない。

それは、ただのスローシャッターふりふり花火。

けれどアート花火は、真剣にひと夏練習すれば

誰でも撮れるようになる。

 

私は3年目からは、もっと別のものが撮れないか。

もっと別のものではなく、全くの別ものが撮れないか。

 

つまり被写体が花火だとは、絶対にわからない

アート花火を撮りたいと思った。

少しずつ成功していった。

 

ブログに、造形花火をアップする時

「私、失敗しないので」のセリフを使った。

(ドクターX 大門未知子のキメ台詞)

 

1回の花火で、百発百中、決められた。

当たりくじのように、必ず1つは、お宝が撮れた。

 

「マスカットの涙」

「花マクロ ダリア」

「天上を仰いで」

「魔法のレシピ ひとつまみの愛を入れて」

「千本松」

「RHマイナスAB型」

「カーネーション」

「対岸の火事」

etc

 

これらの写真は、被写体が花火だとは

誰も気づきはしない。

そして誰も撮ることはできない。

これが私が求めていた、究極のアート花火。

 

一生懸命、花火に立ち向かう私に

写真の神さまが、ご褒美として

ギフトしてくれた、アートだから。

 

最後の造形花火です。

 

 

 

            

 

 

 

 

「涼風」

 

 

 

 

 

「ピカデリーサーカス」

 

 

 

 

 

「カモ・ン(さあ来い)俺たちはここにいる」

 

 

 

 

 

「曼珠沙華」

 

 

 

 

 

「海鳴り」

 

 

 

 

「ロールスロイスに乗って」

 

 

 

 

「カーネーション」

 

 

ありがとうが

言えなくて

コップに挿した

五月第二日曜日

 

 

思春期の男の子には、そんな時もある。

テーブルの上に置かれた、一輪挿し。

母さんは、全て理解している。

 

 

 

 

 

「ドーハの悲劇」

 

 

 

 

 

「対岸の火事」

 

 

 

 

 

「リボンをほどいて(ギフト)」

 

 

 

 

 

「運命共同体」

 

 

 

 

 

「ジャコビニ流星群」

 

 

 

 

 

「魔法のレシピ ひとつまみの愛を入れて」

 

 

 

アート花火は、喜怒哀楽。

栄光と挫折、酸いも甘いも、善も悪も

いろいろに表現できた。

 

「タイトル」を付けると、更に輝きを増した。

1枚の写真に「魂」が宿る瞬間です。

 

写真の神様からのギフトはもう無い。

アートは、これで幕引き。

 

「写真」とは、真(まこと)を写す。

 

SNSに氾濫する、たくさんの投稿写真。

アート、フリーハンド、どぎついコントラスト

9枚多重、フォトショップ加工。 そして

サスペンス劇場のように、心に痛みを感じる写真。

 

写真は、毒ではない。

写真は、癒しではないのか。

心に痛みを負わせて、何になる。

 

今一度、原点に戻って、初めて

カメラを持った時の気持ちで撮ってみよう。

 

年を重ねると、静かに写真を味わいたい。

我がもの顔、ドヤ顔の

エッジの効いた、テクニックは要らない。

 

日記を綴るように、平凡な日常が撮れたら

こんな幸せなことはない。

残りの写真ライフは、被写体の真実の姿を伝えたい。

 

 

 

アートイルミネーション1

 

アート花火1

 

アートイルミネーション2

 

アート花火2

 

 アートイルミネーション3

 

アート花火3は、このページ

 

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬幻華3(アートイルミネーシ... | トップ | 裏ヒロヤ »
最新の画像もっと見る