チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

京都 有次の道具

2011年01月09日 06時49分21秒 | 身の回りのもの

晴れ、13度、65%

 先日おせちつくりの記事で、京都有次の卵焼き器の写真を入れていたところ、二,三の方から使い勝手はどうですか?と、尋ねられました。

 私、この卵焼き器を買う前は、東京、自由が丘のピーコックの200円均一で、30年近く前に買った普通の卵焼き器を使っていました。家人が、大の甘い卵焼き好き。とにかく、200円の卵焼き器で、繰り返し繰り返し作ったものです。はっきりいって、200円の卵焼き器に、私は卵焼きを教えてもらいました。もちろん、20年近く使うと油も乗ってきて、それは使いやすくなります。ところが5.6年前からこの有次の卵焼き器を欲しくなりました。

 有次のおろし金、鍋物用にお玉はすでに持っていました。でも、200円の卵焼き器、そう容易く捨てるわけには行きません。4年ほど前、200円の卵焼き器の持ち手が緩み、それを機に、有次のものに替えました。 200円の卵焼き器のように、油が乗るまで、時間がかかること覚悟のうえです。お店の方に教えられた通りに、初おろしをしました。

 びっくり、初めて焼いたのに、何年も使っていたように滑らかに卵が動きます。それに、

    この持ち手の長さ、長すぎるように思ったのは、使う前。この長さも、人間工学を超えた、職人の知恵とでも言いたい、的確さです。

 

    おろし金。これはもう随分以前から使っています。ただ、このおろし金で大根をおろすと味が違います。このおろし器の前がプラスッチックのものだったので、その差の違いを大きく感じました。

   おなべのときに使う、お玉とれんげです。テーブルの上で使うので、れんげの桜の形の穴が可愛くて買ったものです。ところが、つい先日、お鍋のあとにスープが少し残っていました。それで、はしたなくも、このお玉でじかに残りのスープを飲んだわたし。その飲みやすさ、おそらくお玉の角度だと思います。抜群なのです。

   和のお玉、洋のレードルの玉の部分の角度が違うのは知っていましたが、道具、用具には、見た目よりも、使う側の使いやすさが一番かもしれません。この、お玉たち竹の持ち手が使い込んでつやつやです。

 私の、なべの中で一番短い付き合いの有次の卵焼き器。これからも、家人のために甘い卵焼きを焼き続けます。

コメント (2)
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