晴れ、12度、57%
おせちに始まって、伊達巻だとか甘い卵焼き、最後に有次の卵焼き器の話まで、我が家では甘い卵ばかりを食べているみたい。いえ、これはあくまでも家人のお好み。私は、どんなに丁寧に捺した松印がついた伊達巻ですら、口にしない。
九州福岡には鶏卵そうめんという、卵の黄身を砂糖で固めたような和菓子がある。見た目も美しく、一口ならお茶菓子に最適。この鶏卵そうめんを頂いた時、私が殊更に喜んで、大好物です。見たいなことを言ってしまった。それ以来、その方からのお土産は、いつも鶏卵そうめん。甘い卵焼きが苦手なのは、そのあたりが原因らしい。とはいっても、お菓子を作るときは卵に沢山の砂糖をいれ、泡立てているわけだが。
ル クルゼの16センチのソテーパン、これは私のオムレツと目玉焼き専用。
先日、絶賛した有次の卵焼き器とは、まったく反対に短い持ち手、しかもこのまま持ったら,おお焼けどう間違いなし。持ち手の角度も、有次の卵焼き器とは違って角度があまりついていない。では、「不便ですか?」と、聞かれても、答えは、「いいえ、重宝してます。」
このソテーパンも、有次の卵焼き器もそれぞれに、私の大切な道具です。きっと、甘い卵焼きを作るときと、自分のオムレツを作るときでは、私の中で何かが切り替わるのだと思う。